昔に比べて髪が薄くなってきたと感じる方にぜひ見てほしい、男性・女性別のおすすめの髪型をご紹介します。
薄毛はコンプレックスに感じてしまう方もいるかもしれませんが、髪型でおしゃれにカバーもできるので、あまり神経質にならないようにしましょう。
薄毛の原因についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ薄毛になるの?原因について解説します
薄毛につながる主な原因としては、遺伝、ホルモンバランスの乱れ、不規則な生活、ストレスなどが挙げられます。
成人男性(20歳~69歳)の約3人に1人が男性型脱毛症(AGA)であることが分かっており、若年層や女性でも薄毛に悩む方はいるので、薄毛は誰でも起こる可能性がある身近なものだと考えられます。
【男性編】薄毛をカバーできる髪型5選
薄毛の原因を理解したら、しっかり対策することも大切ですが、髪型でカバーすることもできます。
ここでは、男性におすすめの薄毛をカバーできる髪型をご紹介します。
薄毛をカバーできる髪型①ソフトモヒカン
薄毛でお悩みの男性におすすめの髪型その①は「ソフトモヒカン」です。特に、頭頂部の薄毛をカバーしたい方に向いています。ソフトモヒカンの特徴として、頭頂部の髪を長めにセットしている髪型で、必ずしも「ストレートヘア」だったり「サイド刈上げ」のような決まりはありません。
パーマヘアでもしっくりくる髪型なので、髪のボリュームを出したい男性におすすめです。
薄毛をカバーできる髪型②ベリーショート
薄毛でお悩みの男性におすすめの髪型その②は「ベリーショート」です。特に、頭頂部や全体の薄毛をカバーしたい方に向いています。
ベリーショートはサイドやバックが短く清潔感があるので、ビジネスマンにもおすすめですが、「薄毛だとどうしてもカッコ良く見えないのでは」といった悩みを抱えがちですよね。
薄毛の方がベリーショートをカッコ良く決めるには、スタイリング剤を使い頭頂部にボリュームを出すと良いでしょう。
薄毛をカバーできる髪型③ツーブロック
薄毛でお悩みの男性におすすめの髪型その③は「ツーブロック」です。特に、前頭部の薄毛をカバーしたい方や、毛量そのものを多く見せたい方に向いています。
ツーブロックとは、頭頂部を長めにして、サイドを刈り上げた段差のある髪型のことをいいます。
刈り上げ部分があると、頭頂部とのボリュームの差が生まれることにより、髪全体が薄毛だとしても他の髪型よりも違和感がなくなるというメリットがあります。
薄毛をカバーできる髪型④坊主
薄毛でお悩みの男性におすすめの髪型その④は「坊主」です。全体のボリュームを均一にできるため、とにかく薄毛を目立たせたくない方に向いています。
スキンヘッドもいまやおしゃれヘアの代名詞になっていますし、薄毛がカバーできるという理由の他にも清潔感があったりお手入れが楽だったり、メリットがたくさんあります。
薄毛をカバーできる髪型⑤七三分け
薄毛でお悩みの男性におすすめの髪型その⑤は「七三分け」です。特に、おでこ部分の薄毛をカバーしたい方に向いています。
七三分けとは、おでこを出して前髪を7:3に分ける髪型のことをいいます。おでこの広さをカモフラージュする効果があるほか、スーツとの相性もばっちりなので、ビジネスシーンでも活躍します。
【女性編】薄毛をカバーできる髪型5選
次に、女性におすすめの薄毛をカバーできる髪型をご紹介します。
「髪は女の命」というように、古来から髪は女性にとって大切なものとして扱われてきましたが、薄毛が気になってきたからといって諦める必要はありません。お悩みに合わせて髪型を変えることで薄毛をカバーできるので、ぜひ実践してみてください。
薄毛をカバーできる髪型①シニヨン
薄毛でお悩みの女性におすすめの髪型その①は「シニヨン」です。特に、ボリュームを出したい方や、頭頂部・サイドなどカバーしたいところが決まっている方に向いています。
女性にとって薄毛というのは男性よりも悩んでしまう傾向がありますが、髪の毛が長い方も多いためヘアアレンジが効くというのは、女性にとって最大のメリットです。
薄毛を気づかせないようにするにはエアリー感を出すと良いでしょう。特に気になりがちな頭頂部やサイドの部分はボリュームを持たせるようにするとキレイに見えます。
薄毛をカバーできる髪型②ポンパドール
薄毛でお悩みの女性におすすめの髪型その②は「ポンパドール」です。特に、前髪や分け目の薄毛をカバーしたい方に向いています。
「髪の分け目が薄くなってきた」など、そういったお悩みを解決してくれるのがこの髪型です。前髪をふんわりと持ち上げるだけで印象がぐっと変わります。
知的で洗練された女性に見えるというメリットもありますので、オフィスでも違和感がないでしょう。
薄毛をカバーできる髪型③お団子
薄毛でお悩みの女性におすすめの髪型その③は「お団子」です。特に、頭頂部の薄毛をカバーしたい方に向いています。
自由自在なアレンジができるお団子ヘアは薄毛に悩む女性の強い味方でしょう。
下の位置でまとめると大人の女性らしさが出ますし、高めの位置でお団子を作ると気になる頭頂部をカバーすることができます。無造作にまとめてみるのも抜け感があって素敵ですね。
ただし、まとめる際に強い力で引っ張るとかえって薄毛が目立ってしまったり、長年続けることで「牽引性脱毛症」になってしまったりする可能性があります。ゆるくまとめるように、心がけましょう。
薄毛をカバーできる髪型④ひし形カット
薄毛でお悩みの女性におすすめの髪型その④は「ひし形カット」です。特に、分け目の薄毛をカバーしたい方に向いています。
顔周りにレイヤーを入れたりリバース巻きをしたりしてサイドにボリュームを持たせると、分け目のボリューム不足をカモフラージュできます。
もっと分け目をカバーしたいなら、後頭部から髪の根本にドライヤーを当ててふんわりさせ、トップのボリュームをアップさせるのもおすすめです。
薄毛をカバーできる髪型⑤前髪厚めのショートヘア
薄毛でお悩みの女性におすすめの髪型その⑤は「前髪厚めのショートヘア」です。特に、つむじや前髪の薄毛をカバーしたい方に向いています。
つむじ周りの髪をくしで前頭部に集めることで、前髪のボリュームをアップさせる効果があります。さらに、ショートヘアにしてサイドはすっきりまとめることで、顔がシャープに見えます。
薄毛の方が避けるべき髪型
特に薄毛が目立ちやすいのが髪のつむじや頭頂部、後頭部なので、ボリューム感のない髪型では貧相に見えてしまいますので注意が必要です。例えば、以下のような髪型があります。
- センター分け
- ボブカット
- 髪を伸ばして隠す
センター分けは、特に前頭部(生え際のM字部分)の薄毛が目立ちやすくなります。前髪を分けられるくらい伸ばすことでペタッとなりやすく、薄毛を隠すはずがかえって目立ちやすくなってしまうので注意が必要です。
またボブカットも、全体的にペタッとして前頭部や頭頂部の薄毛がカバーしにくくなります。もしボブの長さがお好みなら、トップ部分をカーラーで巻いたりパーマを当てたりして、ボリュームを出すと良いでしょう。
また、薄毛の方がやりがちなのが、髪を伸ばして隠すという行為。不自然に伸ばすことで、かえって「隠そうとしている」という印象を与えたり、髪が薄い部分と濃い部分の差が協調されたりする可能性があるので注意してください。
薄毛の方はダウンスタイルよりも、男性なら「髪を立てる・遊ばせる」女性なら「髪を結わえるなどのアレンジをする」ことをおすすめします。
パーマやスタイリング剤でも薄毛をカバーできる
薄毛をカバーするには、スタイリング剤を使うこともおすすめです。スタイリング剤を使うと、髪を遊ばせて自身がイメージするような髪型に整える事ができます。特に薄毛部分をカバーしたい時に他の部分から髪を流すように持ってきたりすることで印象を変えることができます。
「スタイリング剤は頭皮に良くないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、適量使用して洗髪時にきちんと洗い流せば問題ありません。それでも頭皮へのダメージが気になる方は、低刺激な製品を選ぶのがおすすめです。
また、パーマをかけるとボリュームが出て華やかかつおしゃれな印象を与えることができます。髪が寂しいと感じたらパーマヘアを選択するのもひとつの方法です。薄毛について美容師さんに相談するのが恥ずかしいという方もいるかもしれませんが、しっかりと伝えて自分に合ったパーマスタイルで薄毛をカバーしてもらいましょう。
ただし、パーマは少なからず髪や頭皮にダメージを与えます。カラーと同時に施術するのは避ける、パーマをリピートする場合は最低2ヶ月ほど間隔を空けるなどして、ダメージを最低限に抑えるようにしましょう。
その点についても、美容師さんに相談すれば自分に合ったパーマの種類を提案してもらえるはずです。
そもそも薄毛を対策する方法はある?
気になる薄毛ですが、カバーするよりもできれば薄毛にならないように予防したいところです。薄毛対策には以下のような方法が挙げられます。
- 生活習慣の改善
- 頭皮をマッサージして血行を良くする
- サロンでヘッドスパをしてもらう
- 育毛剤を活用してみる
薄毛対策の方法について、詳しく見てみましょう。
生活習慣の改善
薄毛は、髪の毛が生え変わる周期「ヘアサイクル」の乱れが主な原因です。不規則な生活やストレスが続くとヘアサイクルの乱れが起こりやすくなり、太い毛根ができて健康な髪が育つ「成長期」が短くなることで髪が薄くなったと感じるようになります。
バランスの良い食事をとる、過度な飲酒・喫煙は避ける、睡眠はしっかりとるといった驥足正しい生活を心がけましょう。
食事のポイントは、髪の主成分でもあるタンパク質や亜鉛・鉄といったミネラル、ビタミンB群、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEなどをバランス良く摂ることです。暴飲暴食や過度なダイエット、頻繁な外食は、髪の栄養不足や頭皮環境の悪化につながります。
また、飲酒や喫煙といった嗜好品も、薄毛の原因になります。飲酒は適量であれば血行を促進する効果があるので、量を調整して上手に付き合っていくのが良いでしょう。
喫煙は「百害あって一利なし」と言われるほど。タバコに含まれているニコチンには血管収縮作用があるため、やがて髪を形成する毛母細胞が栄養不足に陥り、健康な髪が形成されなくなってしまいます。ストレスを感じない程度に本数を減らしていき、最終的には禁煙を目指すのが良いでしょう。
そのほか、適度な運動やストレッチ、趣味を満喫するなど、ストレスを溜めないことも大事です。
頭皮をマッサージして血行を良くする
血行不良だと、髪に十分な栄養が行き渡らなくなり、毛髪の成長が阻害されてしまいます。
マッサージで頭皮を刺激し、血行を良くしましょう。頭皮の血液量と髪質には一定の関係性があるとされており、ハリやコシも良い状態になるほか、髪も太くなる傾向にあります。
また、マッサージにはストレス解消の効果も期待できます。ストレスを溜め込むことが原因で血行不良を引き起こすこともあるので、普段血行が悪いと感じていなくても、リラックス効果のあるマッサージを継続すれば薄毛の対策につながるのでおすすめです。
マッサージをする際には、爪を立てずに、指の腹を使って頭皮全体を揉みほぐすようにして行います。この方法を「揉捻法(じゅうねんほう)」といい、血行を促すことによって、デトックス効果や肩こりの解消も期待できます。
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サロンでヘッドスパをしてもらう
「頭皮のケアに手間をかけたくても、なかなかそんな時間的な余裕が無い」という方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、サロンでヘッドスパをしてもらうことです。
ヘッドスパとは、頭皮マッサージやトリートメントを組み合わせたリラクゼーションのことです。血行促進作用が期待できるほか、毛穴の皮脂汚れや古い角質を取り除く効果もあります。毛穴のつまりは発毛を阻害することもあるので、この状況を改善して、健康な発毛環境を取り戻しましょう。
また、ヘッドスパは頭皮に良いだけではなく、プロに施術してもらうことでとてもリラックスできます。指での刺激はもちろん、良い香りのするトリートメントを使用することによりストレス解消にもなるので一石二鳥ではないでしょうか。
育毛剤を活用してみる
薄毛が気になりだしたら、育毛剤を活用してみる手もあります。「まだ若いから、育毛剤は抵抗がある」という方もいるかもしれませんが、薄毛は、対策しなければどんどん進行していく恐れがあります。
育毛剤は皮脂汚れや乾燥などを改善し、頭皮を清潔に保つことで抜け毛や薄毛を防ぎます。最終手段ではなく予防策として使用している方も多く、年齢問わず早めに使用開始するほど薄毛の進行を遅らせることができる可能性があるのでおすすめです。
育毛剤の「ポリピュアEX」は、5つの有効成分(ニンジンエキス、センブリエキス、パントテニルエチルエーテル、グリチルリチン酸ジカリウム、塩酸ジフェンヒドラミン)とバイオポリリン酸という独自の保湿成分が含まれており、頭皮の角層まで浸透し、べたつきやニオイなども気にせず使用できます。発毛促進や育毛だけではなく、頭皮のふけやかゆみにもアプローチするので、頭皮の健康を保ちたい方におすすめの育毛剤です。
髪の毛が少なくなってきてからでは効果が得られにくいため、早めに使用を始めるのが良いでしょう。
バランスを意識すると薄毛も気にならない
髪のボリュームを出してみたり、髪形にちょっとした工夫をしてみたりすることで印象がぐっと良くなります。
薄毛だからといって消極的にならずに、今回ご紹介した髪形や対策方法をぜひ実践して自信を取り戻しましょう。