自毛植毛とその仕組みとは？メリット・デメリットや注意点、おすすめの薄毛対策も紹介

自毛植毛は、自分の毛を移植して薄毛の改善を目指す薄毛治療の一種です。薄毛に悩んでいる方にはメリットが多い治療法ですが、いくつかデメリットもあるため施術を受けるかどうかは慎重に判断しなければいけません。

この記事では、自毛植毛の仕組みや人工植毛との違い、自毛植毛のメリット・デメリットを解説します。おすすめの薄毛対策方法も紹介しているので、ぜひご一読ください。

自毛植毛とその仕組み

自毛植毛は自分の後頭部と側頭部の毛を皮膚組織ごと採取し、薄毛や抜け毛が気になる箇所に移植する薄毛治療法です。薄毛の原因のなかでもとくに多い「AGA(男性型脱毛症)」に有効だといわれています。

AGAは主に男性ホルモンに起因する脱毛症で、発症すると額の生え際や頭頂部の毛が薄くなるのが特徴です。

しかし、後頭部と側頭部の毛はAGAの影響を受けにくく、健康な状態を保っているケースが多いです。健康な状態の毛を皮膚組織ごとAGAの症状があらわれている生え際・頭頂部に移植することで、薄毛が気になっていた箇所にも自然と毛が生えるようになります。

なお、皮膚組織ごと採取した毛は「グラフト」と呼ばれています。自毛植毛の施術では、グラフトを採取した後にホール(グラフトを植えるための穴)を作成し、最後にグラフトを移植していきます。

自毛植毛と人工植毛の違い

自毛植毛と似ている治療法のひとつに、人工植毛があります。

人工植毛は、人工的に作られた毛を薄毛が気になる部分に植えていく治療法です。自毛植毛とは違って自分の毛を移植する必要がなく、好きな本数を植毛できます。

ただし、人工的に作られた毛を使う以上、人によっては拒絶反応や炎症を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

なお、自毛植毛は自分の毛を使うため、拒絶反応や炎症、感染症のリスクが少ないといわれています。植毛時のリスクが心配な方は、自毛植毛を検討すると良いでしょう。

自毛植毛のメリット・デメリット

ここからは、自毛植毛の施術を受けるメリット・デメリットを紹介します。施術を受けるかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

自毛植毛のメリット

自毛植毛の施術を受ける主なメリットは下記のとおりです。

拒絶反応や炎症、感染症が起きるリスクが低い
生着後、半永久的に髪が生え変わり続ける
生着後、通院の必要がなくなる
自由なヘアスタイルやカラーを楽しめる

以下で詳しい内容を順番に見ていきましょう。

●自毛植毛は拒絶反応や炎症、感染症が起きるリスクが低い

先述したように、自毛植毛は人工植毛に比べて拒絶反応や炎症、感染症が起きるリスクが低いです。日本皮膚科学会からもAGAに対する治療法としてすすめられており、安心して施術を受けられます。

●自毛植毛は生着後、半永久的に髪が生え変わり続ける

自毛植毛では、毛を生やすために必要な皮膚組織「毛包細胞」ごと移植します。そのため、生着後は健康的な毛と同じように半永久的に髪が生え変わり続けます。

●自毛植毛は生着後、通院の必要がなくなる

AGAの治療法には、薬を服用して症状の改善を目指す方法もあります。投薬治療に取り組む場合、基本的に数ヶ月に1回程度の頻度で通院が必要です。

しかし、自毛植毛は一度施術が終われば治療が完了するため、通院する必要がほとんどありません。

●自毛植毛は生着後、自由なヘアスタイルやカラーを楽しめる

自毛植毛の施術後に生えてくる毛は、通常の髪と同じように扱っても問題ありません。生着後は好きな髪型にスタイリングしたり、カラーリングをしたりすることが可能です。ただし、髪を染める際は医師に相談してからするようにしましょう。

また、人工植毛と違って自然な仕上がりになるため、セットのしにくさや違和感を感じる心配もありません。

自毛植毛のデメリット

続いて、自毛植毛の施術を受けるデメリットを紹介します。

費用が高い
効果が出るまでに時間がかかる
副作用が出る可能性がある
植毛が生着しない場合がある
植毛の回数、植毛の本数には制限がある
医師の技量によって仕上がりが変わる

以下で各デメリットの内容を解説します。

●費用が高い

自毛植毛の施術費用はグラフト数(採取・植毛する皮膚組織の数)によって異なりますが、少なくとも60万円以上、グラフト数が多い場合は100万円以上の費用が必要になるケースもあります。

ただし、費用が発生するのは1回限りなので、定期的な通院費用や処方費用が必要な投薬治療と比べた場合、トータルで発生する費用を抑えられる可能性もあります。

なお、クリニックによっては、症例写真や体験談を提供することで割引を受けられる施術モニター制度を設けています。少しでも費用を抑えたい方は、クリニック探しの際に施術モニター制度の有無もチェックしておくと良いでしょう。

●効果が出るまでに時間がかかる

自毛植毛は、効果を感じるまでにある程度の時間がかかる治療法です。施術から発毛を実感できるのに約4か月、植えた毛が十分な長さに生え揃うまでには約1年の期間が必要だといわれています。

●副作用が出る可能性がある

自毛植毛は副作用のリスクが少ない治療法ですが、絶対に副作用が起こり得ないわけではありません。人によっては、施術した部分の痛みや腫れ、施術時に使う麻酔の影響によるまぶたの腫れが生じる可能性があります。

心配な方は、副作用が生じたときの詳しい対処法を医師に聞いておきましょう。

●植毛が生着しない場合がある

施術時に移植した毛は、すべて生着するわけではありません。少なくとも移植したグラフトのうちの10%は生着せず、抜け落ちてしまうと考えられています。

また、生着率は施術を行う医師の技量によっても左右され、スキルが不足している場合は十分な生着率を見込めないといわれています。そのため、自毛植毛の施術を受けるクリニックは慎重に選ばなければいけません。

●植毛の回数、植毛の本数には制限がある

自毛植毛は自分の毛を移植する施術なので、無制限には行えません。自毛植毛できる回数は生涯のうち最大6回まで、移植できる本数は15,000本程度が限界だといわれています。

●医師の技量によって仕上がりが変わる

自毛植毛は外科手術である以上、少なからず医師の技量が仕上がりに影響します。経験が浅い医師が担当する場合は、仕上がりに不満を感じることがあるかもしれません。施術後に後悔しないためにも、クリニック選びの際は具体的な実績を確認することをおすすめします。

自毛植毛を受けた後の注意点

自毛植毛の施術を受けた後は頭皮や毛がデリケートな状態になっているため、刺激をしないように気をつけなければいけません。とくに下記の2点には注意してください。

手術後は移植部や縫合部を圧迫しないようにする
手術後、1週間ほどは洗髪を控えるか優しく洗う

以下で詳しい内容を紹介します。

手術後は移植部や縫合部を圧迫しないようにする

手術を受けた当日は、移植部や縫合部を圧迫しないように気をつけてください。手術によるダメージが頭皮に残っている状態で刺激を与えた場合、移植した毛が抜け落ちてしまう可能性があります。

また、移植した毛が生着し始める時期は、手術を受けてから1週間〜2週間後だといわれています。安定して毛を生着させるためにも、手術後1週間以内は頭皮を刺激しないようにしましょう。

手術後、1週間ほどは洗髪を控えるか優しく洗う

手術を受けてから1週間経つまでは、本格的な洗髪を控えるように心がけてください。洗髪はスプレーで髪を濡らし、タオルで優しく拭き取るだけに留めましょう。

なお、普段通りの洗髪を行えるのは、手術後2週間程度からだといわれています。心配な方は医師に相談することをおすすめします。

薄毛対策には育毛剤の使用も検討してみよう

「自毛植毛をするほどではないけれど薄毛が気になる」という方は、手軽に始められる薄毛対策として育毛剤を使ったケアを取り入れてみるのもひとつの方法です。育毛剤によって頭皮環境を整えることで、薄毛の予防に期待できます。

育毛剤には数多くの種類がありますが、初めて育毛剤を使う方には「ポリピュアEX」がおすすめです。

ポリピュアEXは、5種の有効成分(ニンジンエキス、センブリエキス、パントテニルエチルエーテル、グリチルリチン酸ジカリウム、塩酸ジフェンヒドラミン)と保湿成分の「バイオポリリン酸」を配合している薬用育毛剤（医薬部外品）です。

本商品はメーカーが直接販売しているので在庫切れの心配がなく、試したいタイミングですぐに購入することができます。また、お得な定期コースを利用すれば、割引価格で購入が可能です。

さらに返金保証(※)が付いているため、初めて育毛剤を使う方でも気軽に試せます。薄毛対策を始めたい方は、この機会にぜひポリピュアEXをご検討ください。

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