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抜け毛が増えた?抜け毛の正しい知識(原因と対策)を解説

目が覚めたら枕元に抜け毛がどっさり……という経験はありませんか?または、以前と比べて髪の毛のボリュームがなくなってきたと感じたことはありませんか?抜け毛や薄毛が気になり始めた方向けに、抜け毛の仕組みから、原因と対策まで詳しく解説します。自分にあった対策を施し、もう一度ボリュームのある髪の毛を取り戻しましょう。

髪の毛が抜ける理由(仕組み):脱毛とヘアサイクルの関係について

なぜ、髪の毛は抜けるのでしょうか?それには、ヘアサイクルが関係しています。ヘアサイクルとは、髪が生えて、成長し、抜けて、再び生える一連の流れのことです。このヘアサイクルは、成長期、退行期、休止期の3つの時期に分けられます。

ヘアサイクルによって発生する「自然脱毛」

成長期は約2年~6年かけて髪の毛が成長する期間のことです。退行期は、髪の毛の成長が止まり始める期間のこと。そして、休止期になると、毛根の奥から出てくる新しい髪の毛に押し出されるようにして古い髪の毛が抜け落ちます。

このヘアサイクルがあるために、髪の毛は抜けるのです。つまり、抜け毛自体は自然な生理現象というわけです。こうしたヘアサイクルによる脱毛のことを、「自然脱毛」といいます。

生活習慣の乱れやストレスが原因で起こる「異常脱毛」

生活習慣やホルモンバランスの乱れ、過剰なストレスなどが原因で、ヘアサイクルが早まり、しっかりと髪の毛が成長する前に抜け落ちることがあります。すると、十分に育っていない髪の毛が増え、結果的に薄毛に見えてしまうのです。こういった状態のことを「異常脱毛」と呼びます。異常脱毛の場合、抜け落ちる髪の毛が明らかに多かったり、長さが短かったり、毛球が小さかったりするという特徴があります。

成人男性の約3人に1人がAGA(男性型脱毛症)の予備軍

男性に多いのが、AGA(男性型脱毛症)です。AGAも「異常脱毛」の一種です。テレビのCM等で、AGAという単語を聞いたことがある方は多いでしょう。AGAは、DHTと呼ばれる悪性の男性ホルモンが原因でヘアサイクルが乱れ、薄毛になってしまう症状のことです。成人男性の約3人に1人がこのAGA予備軍と考えられています。

もし、枕元に髪の毛が大量についていたり、排水溝に溜まる毛の量が著しく増えていたりするときは、AGAなどの異常脱毛を疑ったほうがよいかもしれません。「異常脱毛かもしれない……」と思った方は、以下で説明する抜け毛の原因と対策にも目を通しておきましょう。

抜け毛が増える主な原因

抜け毛のメカニズムが分かったところで、ここからは抜け毛が増える原因について見ていきましょう。抜け毛が起こる原因としては主に以下のようなものが考えられます。

  • 生活習慣の乱れ
  • 睡眠不足
  • 出産にともなうストレスやホルモンバランスの乱れ
  • 季節の影響
  • 頭皮環境の悪化
  • 髪染めや髪を縛ることによる髪の毛や頭皮へのダメージ
  • 精神的ストレス

それでは、抜け毛の原因について詳細を解説していきます。

生活習慣の乱れ

抜け毛の原因として、まず考えられるのが生活習慣の乱れです。ファーストフードやインスタント食品等を食べる機会が多かったり、過度な飲酒をしていたり、高脂肪なものばかり食べていたりする方は要注意です。

また、ダイエットで栄養不足になることもあります。特に髪の毛の原料であるたんぱく質が不足すると髪の毛が弱くなってしまい、抜け毛の原因になります。

それから、喫煙も血管を収縮させてしまうためよくありません。タバコを吸うと血行が悪くなり、ヘアサイクルに悪影響を及ぼす可能性があります。

睡眠不足

もちろん、睡眠不足も髪の毛の成長を妨げる要因となります。睡眠不足は、髪の毛を育てるのに必要な成長ホルモンの分泌を阻害してしまいますから、睡眠はしっかりとるようにしてください。

出産にともなうストレスやホルモンバランスの乱れ

女性の場合は、出産後に髪の毛が抜けることがあります。これは、出産後脱毛症や分娩後脱毛症と呼ばれるものです。産後の抜け毛には、ホルモンバランスの変化やストレス、疲労など、さまざまな事柄が関係していますが、なかでも女性ホルモンのエストロゲンの過剰分泌が抜け毛に大きく関わっていると考えられています。

髪の毛の成長を促進させるエストロゲンが、妊娠中は一時的に多く分泌されます。すると、本来なら抜けるはずの髪の毛が抜けないという状態になります。産後、このエストロゲンが激減することにより、抜けるはずだった髪の毛が一気に抜け落ち、薄毛に見えてしまうことがあるのです。

季節の影響

意外かもしれませんが、季節によって髪の毛が抜けやすくなることがあります。特に「秋」は抜け毛を引き起こしやすい季節といわれています。秋に髪の毛が抜けやすい理由は2つあります。まず、犬や猫などの動物と同じく、人間にも冬に向けて、体毛が生え変わる性質が残っているというのが理由の1つです。もう1つが、夏の紫外線によって受けたダメージが秋になってあらわれるため、抜け毛が多くなるという理由です。

夏場は、いくら髪の毛があるとはいえ、強い紫外線によって頭皮はダメージを受けています。そして、紫外線を浴びると頭皮の老化が進行してしまい、頭皮が硬くなり血行不良の状態に陥ります。こうして栄養が毛根まで十分に行き届かなくなった結果、抜け毛を引き起こすことがあります。

頭皮環境の悪化

頭皮環境の悪さが抜け毛の原因になっていることもあります。夏場の暑さで汗をかき皮脂の分泌量も増えるなか、正しく洗髪できていないと、余計な皮脂が頭皮に残り、髪の毛の成長が妨げられてしまいます。

とはいえ、洗いすぎにも注意が必要です。ゴシゴシ洗いすぎることで、頭皮を守るために必要な分の皮脂まで落としてしまい、かえって抜け毛の原因を作ってしまうこともあるからです。

髪染めや髪を縛ることによる髪の毛や頭皮へのダメージ

「髪の毛を染める」、「パーマをかける」などによって、髪と頭皮の両方が痛み、抜け毛を引き起こす場合もあります。ヘアカラーの薬剤を頻繁に使うと、頭皮が荒れて、髪を育てるための土壌が悪くなってしまうのです。

さらに、ポニーテールのように髪を縛るタイプの髪型を続けていると、髪が引っ張られて毛根に負担がかります。そのため、適度に髪を解くなどして、毛根を休ませる必要があります。

精神的ストレス

精神的ストレスが原因で髪の毛が抜けてしまうことも多いです。過剰なストレスがかかると、髪の毛を成長させる司令塔である毛乳頭が働かなくなることがあります。すると、髪の毛が十分に成長する前に抜け落ちたり、元気のない髪の毛になったりすることがあります。

ほかにも、加齢によるホルモンバランスの変化や遺伝が原因となっていることもあります。

抜け毛を抑える対策

それでは、抜け毛を抑える具体的な対策について以下に見ていきましょう。実践できるものから、1つずつ試してみてください。

栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠時間の確保

良質な髪の毛を作るには、栄養バランスのとれた食事が欠かせません。なかでも、髪の毛の原料となるたんぱく質をとることが重要です。たんぱく質は、大豆、魚、肉、卵からとることができます。

髪の毛の成長を考えるなら、特にミネラルの多い海藻類や、DHAやEPAが豊富な青魚がおすすめです。青魚からは、髪の毛の成長に役立つビタミンB群を摂取することも可能です。また、黒ゴマやアーモンドといった血行促進に役立つ食材を取り入れるのもよいでしょう。

朝食はもちろん、1日3食しっかりと栄養のあるものを食べることが大切です。もちろん、食事だけでなく睡眠もしっかりとりましょう。栄養のある食事と質の良い睡眠で、根本的な抜け毛対策をおこなってください。

ヘッドスパに通って頭皮環境を改善する

頭皮環境を改善することで、抜け毛対策に繋がることがあります。頭皮の毛穴には、汗や皮脂、ヘアケア製品による汚れなど、さまざまなものが溜まっています。このように、毛穴が詰まったままだと、髪の毛の成長が妨げられてしまいます。とはいえ、よほど丁寧に洗わない限り、自分だけでこうした汚れを取り除くのは難しいのが現実です。

そこで、便利なのがヘッドスパです。ヘッドスパなら、プロが頭皮環境の改善を手伝ってくれます。毛穴の徹底洗浄により、汚れをとることができ、マッサージによる代謝改善やリラックス効果も期待できます。

シャンプーのときはゴシゴシ洗いすぎない

すでに少し触れましたが、シャンプーの際は洗いすぎないように注意しましょう。なかには、「1日2回髪の毛を洗う」という方もいるかもしれませんが、1日に複数回洗うのはあまりおすすめできません。というのも、洗いすぎると必要な皮脂まで流すことになり、その結果、頭皮の乾燥を防ぐためにかえって皮脂が過剰分泌されることがあります。べたつきの原因にもなるため、避けたほうがよいでしょう。1日1回シャンプーで洗えば、十分でしょう。

実際に洗うときは、最初にブラッシングして汚れを落とします。次に、お湯で予洗いします。シャンプーを泡立てたあと、両手で髪全体になじませます。指の腹で頭皮を揉むようにマッサージしながら汚れを落としていきます。最後に、シャンプーが残らようにすすぎましょう。

ブラッシングで髪の毛の潤いをキープする

髪の毛を洗い終えたら、タオルやドライヤーを使ってしっかり乾かしましょう。余裕があれば、乾いたあとにブラッシングしてください。絡まった髪を解くことができるだけでなく、ホコリをとったり、髪全体に皮脂を行きわたらせることで潤いをキープし、髪を保護したりすることができます。

洗髪後に育毛剤を使う

抜け毛が気になる場合は、洗髪後に育毛剤を使って、髪の毛の成長を促進させるのもおすすめです。手順としては、まず髪をタオルドライしたら、育毛剤を吹きかけて頭皮全体にすり込みます。5分~10分後に水分をふき取り、ドライヤーで髪を乾かしてください。

ちなみに、育毛剤使用後に頭皮マッサージすると血行がよくなり、より育毛剤が頭皮に浸透しやすくなります。生活習慣の改善とあわせて育毛剤も利用してみてください。

抜け毛に関するよくある疑問

上記で、抜け毛の原因と対策について解説しました。ここからは、プラスアルファとして、抜け毛に関するよくある疑問について見ていきましょう。

通常1日にどれくらい髪の毛は抜けるのでしょうか?

髪の毛は1日あたり50~100本ほど抜けるのが一般的です。髪の毛は全体で約10万本あると考えられていますから、仮に100本抜けても1日で0.1%の髪の毛が抜けただけです。そのため、100本前後の抜け毛であれば、そこまで心配する必要はないでしょう。

男性と女性で抜け毛の原因は異なるのでしょうか?

個人差があるため一概にはいえませんが、男性と女性で抜け毛の原因は異なる傾向にあります。男性の場合は男性ホルモンの影響を受けて、生え際や頭頂部から抜け毛が進行していくことが多く、AGAに該当するケースがほとんどです。

女性の場合は、男性ホルモンの影響を受けづらいため、別の原因で抜け毛が発生しているものと考えられます。ダイエットによる栄養不足、毛染めによる髪の毛や頭皮へのダメージ、髪を縛ることによる血行不良など、女性の場合、抜け毛の原因は多岐にわたります。

抜け毛の仕組みを理解して、正しい抜け毛対策を実施しよう

ここでは、抜け毛のメカニズムから原因と対策、よくある疑問まで、抜け毛について幅広く解説しました。

抜け毛が気になるときは、まずは自然脱毛なのか異常脱毛なのか見極めるようにしましょう。1日100本程度の抜け毛なら、自然脱毛の可能性が高いですが、抜けた髪の毛の色や形など、その状態を一度チェックしてみてください。細かったり、短かったり、全体的に白かったり、ベタベタしたりした場合は、異常脱毛の可能性も考えられます。

異常脱毛が疑われるときは、生活習慣を見直し、ヘアケアも改善してみましょう。また、ヘアケアの一環として育毛剤を使って、髪の毛の成長を促進するのもおすすめです。

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