「朝起きたら、枕にたくさんの髪の毛がついていた」
「抜け毛が増えた気がする…」
もしかすると、その抜け毛の原因は「ストレス」によるものかもしれません。この記事では注意が必要な抜け毛の見分けポイントから薄毛対策、さらにストレスと薄毛の関係性について解説します。
今のご時世、コロナによって旅行や食事など制限されることが増えました。楽しみが減り、知らず知らずのうちにストレスをため込んでいませんか? コロナ対策だけでなく、薄毛対策にも目を向けてみましょう。
こんな抜け毛は要注意!3つの見分けチェックポイント
髪は抜かない限り、ずっと生え続けているわけではありません。ヘアサイクル(毛周期)によって、「生えては抜ける」を繰り返すことで、すこやかな毛髪が保たれているのです。
髪は「自然脱毛」もしくは「異常脱毛」によって抜けます。自然脱毛は正常なヘアサイクルによって髪が抜ける自然現象なので、心配する必要はありません。しかし異常脱毛は、生活習慣の乱れやストレスによって起こる異常現象なので、注意が必要です。
ストレスなどが原因の異常脱毛による抜け毛か、自然脱毛による抜け毛なのか、以下の3つが判断基準となります。
① 抜け毛の本数
② 毛根の形・色
③ 抜け毛の長さ・太さ
「最近、抜け毛が増えてきたような…」と感じている方は、抜け毛の状態をチェックしてみましょう。
①抜け毛の本数
1日に抜ける髪が100本以上、または明らかに抜け毛が多い場合は、ストレスなどによる異常脱毛の可能性が高いです。
髪の毛は1日50~100本ほど抜けます。100本前後であれば自然脱毛によって抜けている、と推測できますが、それを超える量の抜け毛は異常脱毛によって抜けていると考えられます。
毛根の形・色
毛根が小さい、または形がいびつな場合は、異常脱毛の可能性が高いです。
自然脱毛によって抜けた髪の毛根は丸みがあり、ぷっくりと膨らんでいます。それに対し、異常脱毛によって抜けた髪は、毛根が成長しきる前に抜けてしまうので不完全な状態です。
毛根の形以外に、色にも注目してみましょう。黒い毛根は異常脱毛の特徴なので、注意して見てください。
抜け毛の長さ・太さ
細く短い髪ばかり抜ける場合は、異常脱毛の可能性が高いです。
自然脱毛による抜け毛は、太くて張りがあります。異常脱毛の場合、髪が成長途中の段階で抜け落ちるので、細く短い髪ばかり抜け落ちます。
抜け毛の原因は2つに大別!「内的要因」と「外的要因」について
異常脱毛はなぜ起こるのか?その原因は「内的要因」と「外的要因」の2つに大きく分けられます。
内的要因 | 外的要因 |
---|---|
・加齢 ・遺伝 |
・生活習慣の乱れ ・頭皮環境の悪化 ・ストレス |
内的要因によって異常脱毛が起きている場合は、AGAを発症している可能性があるので、専門クリニックでの治療が効果的です。
一方、外的要因によって異常脱毛が起きている場合、ほとんどは普段の生活のなかに原因があります。そのため、生活習慣の見直しは不可欠です。
外的要因であるストレスが抜け毛を促進している!?頭皮に与える影響とは
ストレスは時に、抜け毛が増える原因になります。
過剰なストレスがかかると、髪を成長させる司令塔の毛乳頭が働かなくなる恐れがあります。すると、髪が十分に成長する前に抜け落ちたり、健康的な髪が生えてこなくなったり、さまざまな悪影響が出てきます。
また、ストレスは他にも以下のようなトラブルを起こします。
- 頭皮が固くなる
- 頭皮の血行不良
- ヘアサイクルが乱れる
どのトラブルも抜け毛を促進する原因になるものです。そのため、結果的にストレスによって薄毛が進行することになります。
ストレスが原因の抜け毛の特徴は
抜け毛の原因を特定するのは容易なことではありません。原因が1つだけとは限らない上に、考えられる原因が多くあるからです。ストレス社会といわれる今の時代、ストレスが原因で薄毛を引き起こす、もしくは悪化させている可能性は十分に考えられます。
ストレスによって発症あるいは悪化する抜け毛にはどのようなものがあるのでしょうか。ストレスとの関係性を含めながら解説します。
休止期脱毛
休止期脱毛とは、ヘアサイクルの休止期に髪の割合が増え、新しい髪が生えにくくなる脱毛のことです。
一般的にヘアサイクルの中における休止期の割合は、全体の10%前後と言われていますが、サイクルが乱れて休止期から成長期へと移行する前に抜け毛が増えてしまうと、休止期が長引いてしまうため発毛しなくなります。そのため、新しく髪が生えてこなくり、薄毛の進行を防ぐことができなくなるのです。
鉄欠乏症や甲状腺機能障害、栄養疾患などが原因として挙げられますが、ストレスによっても起こることがあるのが、この休止期脱毛です。
円形脱毛症
円形脱毛症とは、髪が円形に抜けてしまう脱毛症のことです。
1箇所だけの場合もあれば、複数箇所にできる場合もあります。髪が抜ける大きさは10円玉ほどですが、重症化すると全体的に髪が抜け落ちます。
今のところ、円形脱毛症が起こる明確な原因や理由は解明されていません。ただ、ストレスが主な原因とも言われているので、ストレスをため込まない生活を心がけることが予防につながるでしょう。
AGA・FAGAの促進
AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性型脱毛症)とは、遺伝や加齢によってホルモンバランスが乱れると発症する脱毛症のことです。
ストレスによってAGAやFAGAが発症することは少ないと言われていますが、症状の悪化や治療効果が抑制される可能性は十分にあります。そのため、AGA・FAGA治療と同時に、適度なストレス発散も重要視されています。
ストレス発散にもつながる!?今すぐできる抜け毛対策3選
適度なストレスは身体に良い影響をもたらします。しかし、過剰なストレスは身体だけでなく髪の成長にも悪影響を及ぼします。
ストレス発散にもつながる薄毛対策は以下の通りです。
① 生活習慣と食生活の見直し
② ヘッドスパで頭皮環境を整える
③ 育毛剤を使う
どれも即効性はありませんが手軽にできるので、ぜひ実践してみてください。
①生活習慣と食生活の見直し
抜け毛・薄毛予防において、生活習慣と食生活の見直しは必要不可欠です。
もし不規則な生活や偏った食生活を送っていると、ヘアサイクルの乱れが生じます。ヘアサイクルを正常に戻すことで抜け毛を抑え、新しい髪が生えやすくなる環境を整えることができます。
具体的に、規則正しい生活と食生活で意識するポイントは以下の通りです。
- ストレスをため込まない
- 良質な睡眠をとる
- 適度な運動、ストレッチを取り入れる
- 過度な飲酒、喫煙は避ける
- 栄養バランスの良い食事(脂・塩分・糖分・添加物の摂り過ぎに注意)を取る
- 紫外線を避ける
生活習慣や食生活を見直すことで、頭皮環境を整えてみましょう。
②ヘッドスパで頭皮環境を整える
ヘッドスパは、頭皮に詰まった皮脂やスタイリング剤などの汚れを落として頭皮環境を整えたり、適度な刺激によるマッサージでリラックスしたりすることができます。
普段のシャンプーではなかなか落としきれない汚れも、プロによるヘッドスパならスッキリ洗い落とせるかもしれません。さらにマッサージによる代謝改善やリラックス効果なども期待できます。
③育毛剤を使う
抜け毛予防の効果を高めたい方は、生活のなかに育毛剤をプラスしてみましょう。
とくにおすすめしたいのは「ポリピュアEX」です。5つの有効成分(ニンジンエキス、センブリエキス、パントテニルエチルエーテル、グリチルリチン酸ジカリウム、塩酸ジフェンヒドラミン)が配合されており、臨床試験にて育毛効果も検証済み。シリーズ累計600万本を突破した人気の育毛剤です。
さらに独自成分「バイオポリリン酸(保湿成分、酵母エキス)」を配合しているため、頭皮の状態をやさしく整えてくれます。他の育毛剤では満足できなかった方も試してみてはいかがでしょうか。
外出自粛で抜け毛に悩む人が増加!コロナストレスから髪を守ろう
2020年はコロナウイルス感染拡大の影響により、外出自粛が余儀なくされました。旅行やイベントだけでなく、気軽に買い物すら行けない環境はストレスが溜まりやすい上に、運動不足にもなります。
過剰なストレスに加え運動不足に陥ると、頭皮の血行不良はより深刻化し、薄毛を招く原因にもなります。実際、抜け毛の相談にくる患者数が、7月は前月の2倍になったクリニックもあるようです。
なかなか外出できない状況のなか、できることは何か? 例えば頭皮マッサージは、頭皮を柔らかくし血行を促すだけでなく、気分のリフレッシュにもつながるのでおすすめです。
ストレス発散は抜け毛対策の第一歩!
過剰なストレスは頭皮環境を悪化させ、抜け毛を増やす原因の1つです。
薄毛対策にもいろいろとありますが、抜け毛の量が気になる方、髪にハリやコシがないと感じている方はストレス発散から始めてみてはいかがでしょうか?
過剰なストレスを抱えていることに気付けていない方は意外と多く、もしかしたらあなたも例外ではないかもしれません。また、ストレス発散は気軽にできるので、数ある薄毛対策のなかでも始めやすいといったメリットがあります。
もし抜け毛の原因がストレスなら、生活習慣や食生活を見直すことで抜け毛は抑えられます。ただし、抜け毛の原因が1つとは限らないので、外側からもケアできる育毛剤を取り入れるのもおすすめです。