「髪が細くなったような気がする…」
「生まれつき髪は細いほうだけど、太くする方法があれば知りたい!」
こんな悩みや願望をお持ちではありませんか? この記事では髪の太さについて追及しながら、薄毛が気になる方のための育毛対策を紹介します。
生まれつきではなく次第に髪が細くなったという方は、原因を突き止め対策することで、良い方向へと改善できる可能性があります。
人によって髪の太さが違うのはなぜ?平均的な太さと髪の構造
髪の太さには個人差があります。まずは、自分の髪は細いのか、それとも標準的な太さなのか判断してみましょう。
正しく判断するために基準となるのが、以下2つのポイントです。
- 髪の平均的な太さを知る
- 髪が細い人・太い人の特徴や判断ポイントを知る
自分の髪と比べてみてください。
日本人の髪の平均的な太さは0.07mm~0.15mm
日本人の髪の平均的な太さは「0.07~0.15㎜」と言われています。
ちなみに髪は一生涯、同じ太さを維持しているわけではありません。男性は10~20代、女性は10~30代にかけて太く成長し、この頃に髪が太くなるピークを迎えます。そして、男性は20代後半から、女性は30代後半から徐々に細くなるのです。
髪の細さが気になる場合は、年齢に関わらずセルフチェックしてみましょう。次の「髪が細い人と太い人の特徴・診断ポイント」を参考にしてみてください。
髪が細い人の特徴・判断ポイント
細い髪の特徴は、以下の通りです。
- 髪の太さが0.07㎜以下
- ハリやコシが少ない
- 髪質が柔らかい
- ボリュームが少なく、ぺたんとなりやすい
- 地肌が見えやすく、薄毛に思われがち
髪が太い人の特徴・判断ポイント
太い髪の特徴は、以下の通りです。
- 髪の太さが0.15㎜以上
- ハリやコシがある
- 曲がりにくく硬い
- 全体的にボリュームがある
- 若々しい印象を与える
- 広がってまとまりにくい
髪の太さは「コルテックス」の量で決まる!髪の構造を解説
「コルテックス」とは、髪内部に存在する縦繊維の集合体です。コルテックスが「髪の太さを決める」と言われる理由は、髪の毛の85%を占めているからです。
では、少し髪の構造について解説しましょう。髪は「海苔巻き」の作りと似ているので、例えながら説明します。
外側から、キューティクルが割合10~15%(海苔)、コルテックスが割合85~90%(酢飯)、そしてメデュラが割合0~5%(具材)、という構造でできています。
例えるなら、海苔巻きは酢飯の量が少なければ細巻きに、酢飯の量が多ければ太巻きになるのと同じで、コルテックスも少なければ髪は細く、多ければ髪は太く成長します。髪の85%を占めるコルテックスが髪の太さを決める、と言われるのは当然ですね。
ちなみにコルテックスは髪色を確定したり、髪の水分量を保持して潤いやしなやかさを作ったりと、重要な役割を担う存在です。
髪が細い原因
髪が細いと言っても「もともと細い人」もいれば「急に細くなった人」もいます。薄毛が注視されるのは、後者の急に細くなった人です。
では、髪が細くなる原因は何か?考えられるのは、主に以下6つです。
- 遺伝や体質
- 加齢
- 過剰なストレス
- 偏った食生活
- ヘアケアが負担になっている
- AGA(男性型脱毛症)による症状
髪の細さにどのような影響をもたらしているのか、詳しく解説します。
①遺伝や体質
髪の太さや質は遺伝的要素が大きく関わっています。そのため、生まれつき髪が細い人は遺伝や体質によるものだと考えられます。
髪は元の太さ以上に育てるのは難しく、育毛対策をおこなっても効果は実感しづらいです。
何かしらの原因によって髪が細くなった場合は改善の余地はありますが、生まれつき細い場合は、元の太さよりも細くならないよう心がけましょう。
②加齢
30代後半を迎えると、細毛になる傾向が見られます。その理由は、加齢によって「ヘアサイクル」の成長期が短くなるからです。
ヘアサイクルとは、髪が一定期間伸び(成長期)、自然と抜け落ち(退行期)、新しく生え変わる(休止期)までのサイクルのことを言います。
若い時は、髪全体の約90%が「成長期」にあるので、若々しい健康的な髪が生えそろいます。しかし、年齢を重ねると次第に「退行期」と「休止期」に当たる髪が増え、成長期が短くなります。
すると髪は細くなり、徐々にまばらになり、頭皮が目立ち始めるのです。ヘアサイクルの乱れは、加齢とともに誰にでも起こりえる現象の1つです。
③過剰なストレス
過剰なストレスは自律神経のバランスを乱し、交感神経を活性化させます。交感神経が活性化した身体は「戦闘モード」に切り替わり、血管が収縮し、血液が筋肉へと優先的に運ばれるようになります。
すると、頭皮に運ばれる血液が不足します。十分な血液が送られなくなった頭皮は血行不良を起こし、髪が成長しにくい環境を生み出すのです。
④偏った食生活
栄養バランスが取れていない食生活は、頭皮環境の悪化を招くと言われています。
例えばジャンクフードや揚げ物中心の食生活は油分の過剰摂取につながり、頭皮の皮脂分泌が促進し、毛穴に皮脂が溜まりやすくなります。また、動物性たんぱく質の摂り過ぎは、頭皮の血行不良を招く原因となります。
髪の成長に必要な「たんぱく質」「亜鉛」「ビタミン」をバランス良く摂取しましょう。健康的な髪を育てるためには、土台となる頭皮環境にも注意しなければいけません。
ヘアケアが負担になっている
以下のようなヘアケアは頭皮に負担をかけ、髪の成長を妨げる原因になります。
- 過度な洗髪(1日2回以上)
- ドライヤーの使い過ぎ
- ヘアワックスを頭皮にもつけている
- 頭皮マッサージのやり過ぎ
また、その日のうちに髪を洗わないと、頭皮環境を悪化させます。
AGA(男性型脱毛症)による症状
AGAは病気なので、自己判断はせず、ますは専門医に相談することをおすすめします。
なかでも髪が次第に細くなり、短いうちに抜けるようになったらAGAが可能性のひとつとして考えられます。
そもそもAGAの症状は抜け毛が増えたり、一気にごっそり抜けたりするわけではありません。最初に起こる症状は「現状の髪が細くなる」です。
60代男性では約半数がAGAを発症しているとも言われています。早い人では20代から発症するので、他人事と思わず原因の1つとして捉えてみましょう。
髪の太さを取り戻すことはできる?薄毛対策6選
髪は元の太さ以上、太くすることは難しいです。しかし、細くなった髪を元の太さに戻すことは可能です。改善が期待できる薄毛対策は主に6つあります。
- 生活習慣の見直し
- 栄養バランスを考えた食生活
- 正しい方法でシャンプーする
- 頭皮マッサージをする
- 育毛剤を使う
- AGA治療を始める
注意点やポイントをまとめたので、できるところから始めてみましょう。
①生活習慣の見直し
生活習慣の乱れは、ヘアサイクルを崩して薄毛を招いたり、AGAの進行を促進したり、さまざまな悪影響を及ぼします。
- 適度な運動
- 十分な睡眠時間の確保
- 良質な睡眠
- ストレスを溜めない
日々の生活を見直すことは、薄毛対策だけでなく生活習慣病の予防にもつながります。健康目的のためにも、生活習慣を見直してみましょう。
②栄養バランスの良い食生活
偏った食事ではなく、栄養をバランス良く摂取することを心がけましょう。とくに以下の栄養素は、髪の成長促進や頭皮環境の改善につながるので、積極的に取り入れてください。
- たんぱく質(肉、魚、卵、乳製品)…髪の毛の原料となる栄養素
- ビタミンB2(レバー、うなぎ、納豆、緑黄色野菜)…皮脂の過剰分泌
- ビタミンB6(魚介類、鶏肉、にんにく、バナナ)…たんぱく質の生成を助ける
- 亜鉛(レバー、牡蠣)…たんぱく質の分解や合成を助ける
どれか1つの栄養素ではなく、バランス良く摂取し続けることがポイントです。
③正しい方法でシャンプーする
シャンプーの頻度が多い、ゴシゴシと強く洗う、といった行為は頭皮に大きなダメージを与えます。必要な皮脂や油分まで洗い落としてしまい、頭皮に傷をつけたり、皮脂の過剰分泌を招いたり、さまざまな悪循環を生みます。
シャンプーは基本的に1日1回、指の腹を使って優しく丁寧に洗うようにしましょう。
また、シャンプーは合成界面活性剤が含まれていると頭皮に大きなダメージを与える可能性が高くなりますので、アミノ酸系シャンプーを使うのも良いでしょう。
「ポリピュアスカルプシャンプー」はアミノ酸系ノンシリコンタイプで、毛穴に溜まった汚れや老廃物もしっかり洗浄できます。シャンプー選びに悩んでいる方は、試してみてはいかがですか?
頭皮マッサージをする
頭皮マッサージをすると頭皮の血行が良くなり、栄養や酸素が行き渡りやすくなります。また、血行が良くなったことでデトックス効果が高まり、毛穴に詰まった汚れや老廃物などが排出されます。
頭皮マッサージは顔のリフトアップやむくみ解消、さらに気分のリフレッシュ効果も期待できるので、正しい方法をマスターして毎日の習慣にしましょう。
育毛剤を使う
育毛剤には以下の効能があります。どれも健康的な髪を作る上で、欠かせない効能ばかりです。
- 抜け毛を防ぐ
- 頭皮環境を整える
- 髪にハリ、コシを与える
- かゆみ、フケを防ぐ
- 発毛促進
育毛剤は細くなった髪にハリやコシを与え、健やかに育つようサポートしてくれます。育毛剤「ポリピュアEX」は、頭皮環境を整えながら育毛効果も期待できる商品です。
まずは育毛剤の効果を実感し始める半年間を目標に、使ってみてはいかがですか?
AGA治療を始める
AGAは進行型の脱毛症のため、放っておけば確実に悪化します。専門クリニックでまずは医師に相談してみましょう。
進行の速度は個人差がありますが、乱れた生活習慣や食生活などはAGAを促進する原因にもなります。日々の生活を見直しながら、早めに治療してみると良いでしょう。
細くなった髪をさまざまな方法でケアしよう
髪は元の太さよりも太くすることは難しいです。しかし、細くなった髪を元の太さまで改善するように働きかけることはできます。
原因を突き止め、適切に対処できれば少しずつ元の太さまで戻せますが、そもそも何が原因なのか分からない場合もあります。
そんな時は育毛剤を使って頭皮に栄養を与えましょう。脱毛の予防や発毛促進の効果が期待できます。