ブラッシングは髪をとかすだけでなく、育毛効果も期待できるヘアケアです。
「本当にブラッシングで育毛できるの?」
「より効果的なブラッシング方法を知りたい」
この記事ではこんな疑問を解決し、ブラッシングと育毛の関係性について解説します。育毛効果を高めるブラッシング方法、逆に育毛効果を下げる恐れがある注意点をまとめました。
さらにおすすめのヘアブラシの特徴もご紹介! いろいろ試してみたけど、イマイチ良さが分からなかった方も、ぜひ参考にしてみてください。
ブラッシングによる3つの育毛効果とは?
ブラッシングをおこなうことにより、以下3つの育毛効果が期待できます。
① 髪の汚れを落とし、頭皮環境を整える
② 刺激を与え、頭皮の血行を促進する
③ 髪にツヤと潤いを与え、保護する
具体的にブラッシングが頭皮や髪にどのように影響するのか、詳しく解説します。
①髪の汚れを落とし、頭皮環境を整える
髪はホコリやフケといった汚れがつきやすく、シャンプーで落としきれない場合もあります。そのまま放置すると、頭皮の毛穴に汚れが詰まり、嫌なニオイや頭皮環境の悪化を招きます。
ブラッシングは絡んだ髪を解き、髪の汚れや頭皮の不要な角質を浮かせて落とす作用があります。特にシャンプー前のブラッシングがおすすめ。汚れが落としやすくなるのはもちろん、泡立ちが良くなるので、シャンプーの使用量が少なく済み、頭皮や髪への負担も軽減できます。
汚れを落としきった頭皮は清潔に保たれ、抜けにくい健康的な髪が生成されやすくなります。
②刺激を与え、頭皮の血行を促進する
ブラシの先が頭皮に軽く当たる程度の刺激は、頭皮の血行を促進させます。
血行が良くなると髪の成長に必要な栄養素が行き渡りやすくなり、健康な髪が成長しやすくなります。ハリやコシのある髪は抜けにくく、抜け毛予防にもつながります。
また、ブラッシングによる適度な刺激は、頭皮マッサージをした時と同様の効果が期待できるので、マッサージ同様の一時的引き上げ効果や、気分のリフレッシュにもつながります。
③髪にツヤと潤いを与え、保護する
皮脂を髪全体に行き渡らせることで、髪にツヤと潤いのある美髪を作ることができます。
また、皮脂によってコーティングされた髪は、外的刺激から守れるといった効果も期待できます。皮脂は髪の根元部分にあるため、毛先まで行き渡らせるためにはブラッシングが欠かせません。
育毛を促すブラッシング方法【タイミングと方法】
育毛を目的としたブラッシングには、ちょっとしたコツがあります。ブラッシングのタイミングと方法をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
育毛を促すブラッシングのタイミング
ブラッシングのタイミングに決まりはありません。ただし、やり過ぎてしまうと頭皮や髪に必要以上の負担がかかり、薄毛を招いてしまう恐れがあります。
おすすめのブラッシングのタイミングは以下の通りです。
- シャンプー前
- 寝る前
- 育毛剤使用の前
このことからも、ブラッシングは朝晩2回を基本として、育毛剤を使用する場合はさらに1回プラスすると良いでしょう。
シャンプー前のブラッシングで、頭皮の汚れが落ちやすくなる
シャンプーだけで、髪や頭皮の汚れをすべて落としきるのは難しいです。シャンプー前にブラッシングの工程を加えることで、残りやすい汚れが落ちやすくなり、頭皮を清潔に保てるようになります。
シャンプー前のブラッシングには、他にも育毛に嬉しいメリットがあります。
- 絡んだ髪をほぐし、シャンプー時の抜け毛を抑える
- 泡立ちが良く、少量のシャンプーで済むので、頭皮や髪の負担を減らせる
頭皮環境が整うと、ハリコシのある健康な髪が育ちやすくなります。
寝る前のブラッシングで、ストレス解消&リラックス
ストレスは自律神経を乱し、交感神経を過剰に働かせます。交感神経が活発に働くと毛細血管は収縮し、髪の成長を阻害します。
そこでおすすめなのが、寝る前のブラッシングです。ブラッシングによる適度な刺激はストレスを軽減し、リラックス効果をもたらします。寝る前におこなうことで副交感神経に働きかけ、スムーズに睡眠へ移行しやすくなるでしょう。
さらにブラッシングによって頭皮の血行が促進されると、就寝中の髪の生成が促されるので、育毛効果も期待できます。
他にも、枕やシーツとの摩擦による髪の絡まりを防ぎ、就寝中の抜け毛予防につながります。
育毛剤使用の前のブラッシングで、成分の浸透を高める
ブラッシングすると、頭皮についたほこりなどの汚れがとれるため、育毛剤の有効成分が角質層に浸透しやすくなる環境を作ることができます。
そのため育毛剤を使用する前にはブラッシングをおこなうことをおすすめします。頭皮全体に育毛剤が行き渡りやすくなるよう環境を整えてあげましょう。
育毛を促す効果的なブラッシング方法
育毛を目的とするブラッシングには、幾つかポイントがあります。育毛効果が高まりやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
- 毛先の絡みを手でほぐす
- 先に毛先、次に中央、最後に根元へと順番にブラッシングする
- 髪の根元から毛先まで、頭の形に沿って全体的にブラッシングする
ブラシはゆっくり動かすのがポイントです。早く動かすと髪が抜けたり、頭皮全体を均一に刺激できなかったりします。
育毛ブラシの選び方!参考にしたい特徴とは
ブラッシング方法をマスターしたところで、続いてはおすすめの育毛ブラシを紹介します。
薄毛対策や育毛を目的としたブラシ選びは「毛の先端」「毛の間隔」「毛の根元」の3つにポイントを絞ります。
- 「毛の先端」は適度に弾力があるもの
- 「毛の間隔」は粗目のもの
- 「毛の根元」はクッション性のあるもの
この3つを基本としてヘッドの太さや軽さ、持ちやすさなど、自分好みのブラシを選ぶと良いでしょう。
ブラシは定期的に洗いましょう!
ブラシについた汚れや髪をそのままにしておくと衛生的に良くないので、こまめにメンテナンスしましょう。
丸洗いできるブラシであれば、汚れを取り除いた後、シャンプーを薄めたぬるま湯につけて洗います。木や竹などでできた丸洗いできないブラシは、ブラシクリーナーで汚れを取ります。
頭皮や髪に直接触れるブラシですので、常に清潔に保ちましょう。
ブラッシングが育毛効果を下げてしまう!?こんな時は要注意
ブラッシングは正しくおこなうことで育毛効果が期待できます。
しかし、使用方法や注意点を守らなければ逆に育毛効果を下げてしまう可能性もあります。気をつけたい3つの注意点をまとめたので、チェックしてみてください。
頭皮にかゆみや湿疹がある時のブラッシング
かゆみや湿疹など炎症が起きている頭皮に、余計な刺激を与えると症状が悪化する可能性があります。炎症が治まるまでは頭皮にブラシが当たらないよう、髪だけをブラッシングしましょう。
また症状によっては病院で医師に相談することが望ましいです。その場合は自分が普段おこなっているブラッシング方法を説明すると良いでしょう。
濡れている時のブラッシング
濡れた髪はキューティクルが開いている状態なので、乾いている髪よりも摩擦や刺激を受けやすいです。そのため、ブラッシングが必要以上のダメージを与える可能性があります。
しっかり乾かしてからブラッシングするか、または濡れた髪用のブラシを使うことでダメージを最小限に留められます。
ブラッシングをやり過ぎている
ブラッシングを長時間やり続ける、1日に何度もブラッシングする、これらの行為は頭皮や髪に大きなダメージを与えます。
適度な刺激が頭皮環境を整えたり、髪の生成を促したりするのであり、やり過ぎは育毛効果を下げる可能性が高いです。
ブラッシングはシャンプー前、寝る前、育毛剤使用前の1日3回、そして1回あたり1~2分を目安にすると良いでしょう。
育毛剤とブラッシングで効率の良い抜け毛予防&育毛促進を!
ブラッシングには「頭皮環境を整える」「血行を促進する」「髪にツヤを与え保護する」など、薄毛対策につながる効果が期待できます。髪や頭皮に良い影響をもたらすブラッシングを習慣化してみても良いでしょう。
また、育毛剤とブラッシングを併用すると、髪についたほこりなどを取り除けるため、有効成分が頭皮の角質層まで浸透しやすくなる環境を整えることができます。
また、育毛剤の効果を実感するまで最低でも6ヶ月は使用したいところなので、その期間を無駄にしないためにも最初の育毛剤選びがとても重要です。
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