育毛剤の効果が出るまでの期間について、気になっていませんか? ドラッグストアや通販サイトなどから購入できる育毛剤は、抜け毛が気になっている方にとって手軽に始めやすい薄毛対策の1つです。
しかし、すぐに効果を実感したい、という方には、注意しなければならない部分もあります。
この記事では、育毛剤に即効性が期待できない原因を明確にし、効果が出る目安の期間と育毛剤の選び方・正しい使い方と、育毛剤の効果を上げるお助けアイテムについて解説します。
育毛剤の効果が実感できる期間「3ヶ月~半年」が目安
育毛剤は使用してすぐに効果を実感できるものではありません。髪の毛にはヘアサイクルがあるため、新しい髪が生えるまで早い人で3ヶ月、遅い人では半年ほどかかります。
そのため、1~2ヶ月で育毛剤の効果が実感できなくても、半年間は使い続けることが重要です。
毎日欠かさずに使用することで、抜け毛が少なくなったり、髪にハリコシが出たりするでしょう。
育毛剤の効果がすぐに出ない原因
前文でも少し触れましたが、育毛剤の効果に即効性がないのは、髪の毛に「ヘアサイクル」があるからです。
※ヘアサイクルとは?
髪の成長周期は、「成長期(毛乳頭が活発に働き、髪が成長する時期)」→「退行期(毛乳頭の活動が弱くなる時期)」→「休止期(毛乳頭の活動が休止する時期)」の3つのサイクルに分かれると言われています。
髪はこのサイクルを繰り返すことで、生えたり抜けたりすることを繰り返すと考えられています。毛周期のタイミングは1本1本異なり、成長期の毛もあれば退行期、休止期の毛もあるようです。
一般的にヘアサイクルの割合と期間は以下の通りと言われています。
割合 | 期間(目安) | |
---|---|---|
成長期 | 85~90% | 3~5年 |
退行期 | 1~3% | 2~3週間 |
休止期 | 9~14% | 約3ヶ月 |
そもそも薄毛が進行したり、抜け毛が増えたりする人は、ヘアサイクルが崩れ、成長期の期間が短くなり、退行期・休止期の期間が長くなるため。育毛剤によってヘアサイクルを戻し、成長期の毛を増やす頭皮環境を整えることが大切です。
つまり、育毛剤の効果を実感するのは、退行期と休止期の毛が成長期に入ってからです。正常なヘアサイクルでも退行期は2~3週間、休止期は約3ヶ月間かかるので、育毛剤の効果を実感するまで最短でも3ヶ月はかかります。
育毛剤の選び方と効果的な使い方
「育毛剤なら何でも良い」「ただ頭皮に塗布すれば大丈夫!」と思っていませんか?
育毛剤は商品によって配合成分が異なるので、頭皮に合わない場合があります。また、正しく使えていないと育毛剤の効果が十分に得られない可能性も…。
せっかく使用するのなら、育毛剤の選び方と効果的な使い方は覚えておきましょう。
育毛剤の選び方
育毛剤選びで注目したいのは配合成分です。
育毛剤に含まれている有効成分は大きく分けて3つ「発毛を促進する成分」「抜け毛を予防する成分」「頭皮環境を整える成分」です。それぞれどのような成分が配合されているのかがポイントになります。
また、育毛剤は長く使い続けることを前提に購入しましょう。成分だけでなく「価格」「使いやさ」「低刺激性」などにも着目して選ぶと良いです。
もしかしたら発毛剤を使うべき?育毛剤が合わない状態
このような場合は、育毛剤ではなく「発毛剤」のほうが適しています。
- 頭皮が目立つ
- 脱毛箇所が多い
- 髪が生えてこない
今ある毛を元気にするのが「育毛剤」であり、生えなくなった毛を生やし、薄毛を解消するのは「発毛剤」です。毛が生えていない箇所に育毛剤を使用しても効果はあまり期待できません。まずは医師や薬剤師に相談の上、発毛剤に切り替えてみると良いでしょう。
育毛剤の効果的な使い方
育毛剤の効果をより高めるためには、育毛剤の成分を角質層まで浸透させることが重要です。そのためには、育毛剤を使用した後のケアにも注目してみましょう。
育毛剤の効果的な使い方は以下の通りです。
- 生え際から頭頂部付近の端から端までに10プッシュを目安に塗布する
- 育毛剤が頭皮に馴染むよう、指の腹でやさしく揉みこむ
- 続いて、後頭部に塗布する(頭頂部の2倍の量を目安)
- 先ほどと同じように、指の腹でやさしく揉みこむ
- 塗布後、5~10分程度おく
- タオルでふき取り、ドライヤーでしっかり乾かす
頭皮マッサージと並行しておこなえば、マッサージによって血行が良くなり、育毛剤の成分が運ばれやすくなります。ただ育毛剤を塗布するのではなく、ちょっとした手間を加えるだけでも効果の表れ方に差が出ます。
使用する上で守るべき注意点
育毛剤を使用する上で守るべき注意点は以下の2つです。
- 使用回数
- 使用用量
説明書に記載されている使用回数や使用用量は、各メーカーが推奨しているものです。つまり、育毛剤を作った側がおすすめしているわけなので、安全かつ効果を最大限に引き出すための「正しい使用方法」でもあります。
また、育毛剤はその1つだけで効果が表れるよう成分量が配合されています。そのため、他の育毛剤や発毛剤との併用は避けてください。
育毛剤と併用可能?効果を上げるアイテム2選
毛穴に皮脂や老廃物が溜まっていたり、乾燥やコリによって硬くなっていたりすると、育毛剤の成分が浸透しづらくなります。
育毛剤の「ポリピュアEX」であれば、「ポリピュアスカルプシャンプー」と併用することでより育毛剤が効果的に使用でき、また「ポリピュアEXポリリンパワー」というサプリメントで適切な栄養補給も可能です。
それぞれの特徴や使い方について解説するので、興味のある方は参考にしてください。
ポリピュアスカルプシャンプー
頭皮環境が悪いと、育毛剤であるポリピュアEXの効果を十分に得られない可能性があります。育毛剤の成分が角質層に浸透しやすい状態を作るには、頭皮環境を良くしなければいけません。
そこで役立つのがポリピュアスカルプシャンプーです。汚れを落とすだけでなく、健康的な頭皮を保つことに特化したヘアケア用品です。洗浄成分は頭皮にやさしく、保湿成分などが配合されているので、頭皮を健やかに保てます。
ポリピュアスカルプシャンプーはノンシリコンタイプで、育毛剤のポリピュアEXとの相性が良い薬用スカルプシャンプーです。コンディショナー不要で、洗髪が1回で済むため、頭皮にかかる負担も減らせます。
ポリピュアEX ポリリンパワー(専用サプリメント)
血流改善や髪の成長に必要な栄養素は、基本的に食べ物から摂取できます。しかし、食べ物から摂取しきれない場合は、サプリメントで足りない栄養素を補うのも有効的な方法です。
ポリピュアEXポリリンパワーは亜鉛やビタミン、アミノ酸、ミネラルなど育毛をケアするために必要な成分を50種類配合した専用ケアサプリメントです。30~60代男性の不足しがちな栄養補給を補ってくれます。
悪い生活習慣は育毛剤の効果を妨げる!見直すべきポイント
不規則な生活習慣が原因で頭皮に栄養が送られなくなると、髪の成長を妨げます。また、せっかく育毛剤を塗布しても、成分が行き渡りにくくなり、効果を実感しづらくなる可能性もあります。
そこで、育毛剤と一緒に生活習慣の見直しも始めてみましょう。とくに見直すべきは以下の4つです。
- 偏った食生活
- 睡眠不足
- 運動不足
- 過剰なストレス
それぞれ見直すポイントも併せて解説します。
偏った食生活
髪の成長に必要な栄養素は、食事から摂取できます。
しかし、肉ばかり食べて野菜不足になっていたり、脂っこいものばかり食べたりしていると、栄養バランスが崩れ、髪の成長を妨げる原因になります。食生活が乱れないよう、栄養バランスを意識するようにしましょう。
とくに、髪の成長に必要な栄養素は以下の3つです。
- たんぱく質
- ミネラル
- ビタミン
1つの栄養素を集中的に摂取するのではなく、バランスよく摂取するよう心がけてください。
睡眠不足
1日のなかで成長ホルモンが最も多く分泌するのは就寝中と言われています。
髪の主成分であるケラチンというたんぱく質を合成する成長ホルモンは、健やかな髪を維持するために欠かせません。睡眠不足に陥れば、成長ホルモンの分泌が低下し、髪や頭皮に悪影響を及ぼします。
また睡眠不足は自律神経を乱す原因でもあります。自律神経が乱れると血行不良が起き、頭皮に十分な栄養素が行き渡りにくくなります。
改善するには、十分な睡眠時間の確保が必須と言われています。
運動不足
運動不足は全身の血行不良を招きます。すると、頭皮の血流も悪くなり、血液によって運ばれていた栄養が行き渡りにくくなります。
髪の成長を妨げてしまうので、生活のなかに運動を取り入れて、血行不良を改善しましょう。
過剰なストレス
過剰なストレスは交感神経を活発にし、自律神経のバランスを乱すと言われています。
交感神経が優位な状態が続くと、血管が萎縮し、血行不良を招きます。すると、頭皮の血流も悪くなり、髪の成長に必要な栄養が行き渡りにくくなるのです。
適度なストレスは身体に良い影響をもたらすこともありますが、過剰なストレスには注意が必要です。適度に発散できるよう趣味や運動を取り入れると良いでしょう。
育毛剤は長期間続けることが重要!
育毛剤に即効性は期待できません。毛にヘアサイクルがある以上は、短くとも半年間は毎日使用すると良いでしょう。
とは言っても、少しでも早く育毛剤の効果を実感したい人もいるでしょう。そこで最初に育毛剤の選び方や使い方が正しくできているかチェックしてください。
配合成分だけでなく、毎日使っても負担がないか、使い続けられそうか、育毛剤を使っている姿を想像してみてください。現在使用している育毛剤があるのであれば、正しく使えているか一度確認してみるのもおすすめです。