育毛剤は用量を守って正しい使い方をすれば、効果を期待することができます。しかし、正しい使い方をしているのに育毛剤が効かないと感じる方は、他に原因があるのかもしれません。
この記事では育毛剤が効かないと感じている方向けに、想定される理由と対処方法をご紹介します。
育毛剤が効かない人のタイプと理由
育毛剤が効かない理由として、以下のような原因があります。
- 育毛剤の効能を正しく理解していない
- 育毛剤はAGAの進行を妨げるものではない
それぞれのタイプについて詳しく見てみましょう。
育毛剤が効かない人のタイプその①効能を理解していない
育毛剤には以下のような効能があります。
- 抜け毛・薄毛の予防
- 頭皮環境を整える
- かゆみ・フケ防止
- 発毛促進
育毛剤には頭皮環境を整え、ヘアサイクルを正常な状態に働きかける効能があります。髪を育てる役割があり、今生えている髪にハリやコシを与えたり、健康な髪を生やしたりするためのアプローチを行います。
髪を生やす効果がある「発毛剤」とは異なり、あくまでも頭皮環境を健やかに清潔に保ち、髪にハリやコシを与えることで発毛を促進させます。そのため過度に発毛効果を期待すると、「育毛剤が効かない」と感じてしまうでしょう。
育毛剤が効かない人のタイプその②原因がAGAの場合
AGAとは男性型脱毛症のことで、男性ホルモンがヘアサイクルに影響を及ぼし、髪が薄毛になったり、抜け毛が増えてしまったりするものです。AGA対策として専門の治療が必要となるため、育毛剤を使っても薄毛は進行していきます。
育毛対策をしているのに効果がでないと感じたら、AGAの可能性があるので専門クリニックを受診しましょう。
育毛剤が効かない人のタイプその③自分の髪質に合っていない
頭皮環境は脂症タイプと乾性タイプに大きく分類されます。例えば乾性タイプの人が、アルコール濃度の高い育毛剤を使った場合、脂を必要以上に除去しすぎになってしまう可能性があります。
それ以外にも育毛剤によって成分が異なりますので、自分に合った育毛剤を選ぶ事が大切です。
育毛剤が効かない人のタイプその④薄毛がすでに進行している
育毛剤は頭皮環境を整えたり、健康な髪にしたりするためにアプローチを行うもので、髪を新しく生やすような役割は持っていません。そのため、すでに薄毛が進行している人の場合は期待できるような効果を感じられないと思うかもしれません。
発毛剤とは?育毛剤との違いを知ろう
発毛剤は「医薬品」であり、厚生労働省が成分の効果を認めたものです。発毛剤は薄毛を「治療」する役割を持っています。
一方育毛剤は「医薬部外品」であり、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が一定濃度で配合されています。育毛剤は髪の治療を行うのではなく「薄毛や抜け毛の予防」をする役割を持っています。
発毛剤は効果も期待できる分、副作用のリスクも併せ持っています。発毛剤・育毛剤を使用すると起きる副作用についてご紹介します。
育毛剤・発毛剤で見られる副作用の症状とは
育毛剤・発毛剤で見られる副作用の症状の主なものは以下の通りです。
- 初期脱毛
- フケ
- 頭皮や身体のかゆみ
- 血圧低下
初期脱毛とは、育毛剤や発毛剤を使い始めると1ヶ月位抜け毛の症状が起こるものです。この抜け毛の症状はヘアサイクルを正常にして、健康な髪に生まれ変わるための準備段階ですので、特に心配する必要はありません。
フケや身体のかゆみなどは、皮膚疾患の可能性もあります。かゆみが強い、フケが多くでるようになったなどの症状がある場合早めに病院を受診しましょう。また発毛剤によっては血圧低下などの副作用が起こる場合もありますので注意が必要です。
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「育毛剤・発毛剤で副作用は起こる?原因や注意すべき成分などを徹底解説」
育毛剤の効果的な使い方とは
育毛剤は正しい用法で使用しないと十分な効果が期待できません。育毛剤の効果的な使い方は以下の通りです。
- 使う液剤の量は適量を厳守
- 液剤はドライヤーで7割ほど乾かしてからつける
- 液剤を塗布してから1~2分程時間を置く
液剤の量は多すぎても少なすぎても良くありません。特に効果を早く実感したいからといって多めにつけすぎてしまうと脂分が多くなり、毛穴がつまったり頭皮に雑菌が繁殖したりする原因にもなります。
また液剤は髪をドライヤーで7割ほど乾かしてからつけるのがベストです。液剤を塗布してから1~2分程時間を置いた後にドライヤーでしっかり乾かしましょう。濡れたままだと育毛剤の効果が薄れてしまうので気をつけましょう。
頭皮環境を清潔にする
育毛剤の効果を実感したいなら、頭皮環境を清潔にすることを心掛けましょう。アルコール成分の入った育毛剤は余分な皮脂を取り除き、殺菌・抗菌作用があります。またアルコールには血行を良くする効果もあるので、血流を良くして髪に栄養が行き渡るようになります。
生活習慣に気をつける
せっかく正しいケアをしていても、睡眠不足や栄養不足の場合は育毛剤の効果も半減してしまいます。睡眠時間が十分に確保されていないと、ヘアサイクルの乱れや髪の成長にも影響を及ぼしかねません。
また、脂分の多い食事や偏った食生活も髪には悪影響を与えますので、規則正しい生活習慣を心掛けましょう。
育毛剤が効かないのは自分に合っていない可能性も
育毛剤が効かないのは、もしかすると自分に合っていない育毛剤を使用している可能性もあるので、薬剤師に相談しましょう。
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