髪の乾かし方を改めると、パサつきや広がりやすかった髪がツヤ・まとまり感のある髪に変われるかもしれません。とはいっても、「乾かし方で髪質が変わるなんて信じられない…」
「髪の乾かし方に正しいとか間違いとかあるの?」と考える方もいるかもしれません。
この記事では、正しい髪の乾かし方や、美髪が作れる理由についてご紹介します。
今まで抱え続けていたコンプレックスも乾かし方を変えるだけで改善できる可能性は十分にあります。ぜひ髪を正しい方法で乾かせているか、セルフチェックしながら読んでみてください。
こんな乾かし方はNG!髪を正しく乾かせているかチェック
髪を正しい方法で乾かせていない方は意外と多いです。洗髪後の乾かし方をわざわざ調べたり美容師に聞いたりしない限り、方法を学ぶ機会はないので無理もありません。
しかし、間違った乾かし方を続けると頭皮環境の悪化や、その後のスタイリングに影響が出ることもあります。
まずは、今の自分の乾かし方に違いはないか、セルフチェックしてみましょう。
- 髪をタオルに挟んでこすりながら乾かしている
- 髪が絡まった状態でドライヤーを使用している
- ドライヤーを振らずに使用している
- 髪の表面しか乾かしていない
- 根本まで乾かしていない
- ドライヤーを髪に直角に当てている
- ドライヤーのモードを切り替えていない
「ただ髪を乾かすだけの乾かし方」から「髪や頭皮へのダメージを考えた乾かし方」へと意識を変えるだけで、ドライヤーの使い方が変わります。
乾かし方に問題があったと感じた方は、正しい乾かし方をマスターしましょう。
自然乾燥は絶対にNG!
「今日は面倒くさいからいいや」と、ドライヤーで髪を乾かさずに自然乾燥させることがある方もいるのではないでしょうか?自然乾燥は、いわば生乾きの状態の時間が長くなるため、雑菌が増えて頭皮状態が悪化する原因になります。
また、濡れている髪はキューティクルが開き傷みやすい状態のため、水分が出ていきやすくなります。翌朝のパサつきやうねりにつながるので、注意が必要です。
髪は必ず濡れたままの状態で放置せずに、ドライヤーを使用して乾かすようにしましょう。
正しい髪の乾かし方を4つの手順に分けてご紹介
髪の乾かし方は、4つの手順に分けることができます。それぞれの手順で意識すべきポイントがありますので、ひとつずつ確認してみましょう。
下準備
ドライヤーで乾かす前に、まずはタオルドライで髪の水分を取ります。
濡れた髪は、上で触れたようにキューティクルが開いて傷みやすい状態です。ゴシゴシこすったほうが早く乾きそうですが、タオルと髪の摩擦が生じることでキューティクルが剥がれたり傷んだりして、髪がパサつく原因になります。抜け毛が気になる方は、とくに注意が必要です。
また、頭皮は湿気が残りやすく、しっかり乾かさないと雑菌が繁殖し、かゆみや臭いのもととなります。
タオルドライをするときは、吸収性の高いタオルで毛束をはさみ、ポンポンと軽くたたきながら水気を吸水させましょう。目安は、くしを通しても水滴が落ちなくなるまで。タオルドライをすることで、結果的にはドライヤーの時間の短縮にもなるので、熱によるダメージを軽減できます。
温風モードで根元から乾かす
タオルドライ後は、温風モードのドライヤーで髪全体の80%ほど乾かします。
髪の根元から襟足、耳上と乾きにくい箇所から順に乾かすと毛先がハネにくくなり、まとまり感が出ます。根元部分は片手で髪をかき上げると乾かしやすいです。
全体の80%ほど乾いたら、髪を下方向へ軽く引っ張りながら根元から毛先に向けて、温風を当てて乾かします。
また、ドライヤーを使う時は熱が分散するよう、常に振りながら使うのがポイントです。
◆ドライヤーを動かすのはなぜ?
ドライヤーで髪を乾かす時は、左右に振りながら使うのが基本です。美容院で髪を乾かしてもらうときも、美容師さんはドライヤーを動かしながら乾かしているかと思います。ドライヤーを左右に振る理由は主に2つあります。
- ムラなく乾かすため
- タンパク質の熱変性が起きないよう熱を分散させるため(髪のダメージや頭皮の乾燥を避ける)
同じ箇所にドライヤーを当て続けると、熱のダメージによって髪が傷む原因になります。
また、髪は80%以上がタンパク質でできています。髪内部のタンパク質が熱によって固まるとあちこちに空洞ができてしまい、キューティクルが剥がれた場所から水分が出ていきやすくなります。これをタンパク質の熱変性と呼び、同じ箇所にドライヤーが当たると熱変性が起きやすくなります。
なので、ドライヤーは一点を集中的に当てるのではなく、熱が分散するよう左右に振りながら使うようにしましょう。
弱温風モードで前髪をセット
髪全体が乾いたら、先に前髪を仕上げます。
弱温風モードに切り替え、左右両方向から風を当てていきましょう。一方向から風を当てるよりも分け目が馴染みやすくなるので、前髪のクセが気になる方は是非試してみてください。
また、おでこに撫でつけるように乾かすと、よりクセが目立ちにくくなります。
冷風モードで仕上げ
毛流れやシルエットを整える仕上げとして、根元から毛先に向けて、髪を下方向に引っぱりながら乾かします。
「温風」から「冷風」に切り替えることで、髪に残った熱が逃げて開いていたキューティクルが閉じ、髪にツヤが出ます。
完全に乾いた後は、ブラッシングして完了です。
覚えておくと便利!時短なのにツヤ・まとまりが出る髪の乾かし方
「忙しくて髪を乾かしている暇すらない!」「ドライヤーの時間は短くしたいけど、髪のツヤ感は諦めたくない!」という方には、時短でできる髪の乾かし方がおすすめです。
ちょっとしたコツさえ覚えておくだけで、ツヤ・まとまりが出る美髪を作りつつ、ドライヤーを短時間で済ませることができます。具体的なポイントは以下の2つです。
- タオルドライが終わった後は、手ぐしで髪をほぐす
- タオルをかぶった状態で、タオルの上からドライヤーを当てる
髪同士が絡まっている状態で乾かすと時間がかかりやすいです。タオルドライが終わった後は手ぐしで髪をほぐすようにしましょう。また、タオルが髪の水分を吸収してくれるので、タオルをかぶった状態でタオルの上からドライヤーを当てると乾かしやすくなります。
とくに、手ぐしはキューティクルを整えツヤ感を出してくれるので、時短に関係なく実践していただきたい裏ワザです。
美しい髪を作るためには頭皮環境を整えることも大事!
美しい髪は健康な頭皮を目指せば作ることができます。正しい髪の乾かし方と一緒に、頭皮環境を整えることも意識してみましょう。
頭皮をケアするシャンプーの選び方
頭皮環境を整えるうえで、シャンプー選びはとても重要です。
例えば洗浄力の強すぎるシャンプーは、使用する量を誤ると頭皮に負担をかけてしまうことがあります。頭皮は髪の土台でもあるので、頭皮が健康ではないと髪にも影響を与えてしまいます。
そこでおすすめなのが、頭皮や毛穴に詰まった余分な皮脂を洗い落とし、清潔な頭皮環境へと導いてくれる「ポリピュア スカルプ シャンプー」です。
頭皮の汗やホコリ、毛穴に詰まったスタイリング剤などを落とすだけではなく、フケやかゆみを防ぎ、頭皮環境をすこやかに保ちます。頭皮状態の悪化は発毛・育毛に悪影響を与えかねないので、スカルプシャンプーによる頭皮ケアは美しい髪に欠かせない要素のひとつといえるでしょう。
頭皮を健康に保つ育毛剤を活用
頭皮環境を整えるために、育毛剤を活用してみることもおすすめです。
育毛剤「ポリピュアEX」は、商品の品質を評価するモンドセレクションで9年連続金賞を受賞。5つの有効成分を配合し、発毛促進や脱毛予防のほか頭皮のフケやかゆみにも効果があります。独自の成分である「バイオポリリン酸」をはじめとする保湿成分も配合しており、頭皮環境を健やかに保ってくれます。
また、「ポリピュアEX」は香料、着色料、鉱物油、石油系界面活性剤、パラベンの5つの添加物を使用していません。また、製造時には自社テスト、第三者評価機関を含めた以下のテストをクリアしているため、低刺激性の育毛剤を使用したい方も安心です。
- スティンギングテスト
- アレルギーテスト
- 皮膚一次刺激性試験
- 累積刺激性試験
- 放射能検査
頭皮の健康を保ちたい方はぜひ試してみてください。
正しい髪の乾かし方をマスターしてツヤのある美髪をつくろう
クセやうねり、パサつきは遺伝が関係している可能性が高いです。しかし、遺伝だけでなく生活習慣のなかに原因が隠されている可能性もあります。
洗髪後の誤った乾かし方は、代表的な要因のひとつです。ちょっとしたひと手間や意識を高くするだけで髪質が改善し、今までの仕上がりと大きな差がつくこともあります。
また、シャンプー選びにこだわったり育毛剤を活用してみたりすると頭皮環境は良くなり、ツヤのある美しい髪を作れます。ぜひ自身に合った方法でヘアケアをしてみてください。