育毛サロンって実際効果あるの？得られる効果や施術内容について解説

薄毛でお悩みの方にとって、育毛サロンは気になる存在だと思います。

しかし、疑問や不安を抱えたままでは、なかなか踏み切れず躊躇してしまうこともあるでしょう。

この記事では「育毛サロンで薄毛は改善できるのか？」「育毛サロンと発毛クリニックの違い」について解説します。

さらに、薄毛対策のためにも抑えておきたいAGA(男性型脱毛症)の基礎知識と自宅でできる育毛ケアも合わせてご紹介します。

「薄毛が目立ってきた」「抜け毛が増えた」といった異変に気付いている方は、ぜひ参考にしてみてください。

育毛サロンと発毛クリニックの違い

「育毛サロン」と「発毛クリニック」では、それぞれどのようなことが行われているのでしょうか？

育毛サロンと発毛クリニックの違いを明確にするためにも、しっかり把握しておきましょう。

発毛クリニックは医療機関であり、医学的に根拠のある治療を受けられます。

一方、育毛サロンは医療機関ではなく、あくまでも育毛を目的としたエステサロンで、頭皮環境は整えられますが、必ずしも薄毛に効果があるとは断言できません。

頭皮ケア(頭皮洗浄)をメインに行うエステサロンです。

育毛サロンは発毛力を回復するのではなく、今ある髪の毛を維持することを目的としています。頭皮ケアによって毛母細胞や毛乳頭に栄養が届きやすくなるよう土台を作るイメージです。

ではなぜ、育毛サロンでは根本的なケアができないのでしょうか？その理由について解説します。

そもそも育毛サロンは医療機関ではないので、医師は常駐しておらず、治療や投薬といった医療行為は受けられません。

あくまでも提供しているのは美容サービスであり、進行している薄毛に効果を与える
というよりも、頭皮を洗浄して清潔に保つサポートをしてくれるものです。

育毛サロンでは、主に以下の施術が行われます。

使用される育毛剤やローション、シャンプーは各サロンが独自で用意、開発したものも多く、ボリュームアップが期待できる成分や髪にハリ・コシを与える成分などが含まれています。

医療機関である発毛クリニックでは、常駐している医師による治療を受けられます。

内服治療も発毛クリニックで受けられる治療です。予防ではなく進行してしまった薄毛への効果が期待できます。

AGA（男性型脱毛症）とは、成人男性によくみられる脱毛症のことです。

主な原因は遺伝や男性ホルモンが関係しているといわれていますが、進行を早める要因には生活習慣やストレスなど、ライフスタイルが影響する場合もあります。

また、AGAは進行性なので、何の対処もしないまま放っておけば確実に薄毛は進行します。進行すればするほど治療期間も長くなるので、早めのケアを心がけましょう。

発毛を促すはずの男性ホルモン「テストステロン」と還元酵素である「5αリダクターゼ」が結びつくと「ジヒドロテストステロン」（DHT）が生成されます。

ジヒドロテストステロンは毛の成長期を短くし、細く短い毛ばかりの状態にします。その結果、毛は太く長く育つ前に抜け落ちてしまうので、全体的に薄い印象を与えてしまうのです。

AGA治療は、重度な症状でない限り、薬を使った治療が行われます。

確率は低いですが、まれに副作用が生じることもあるので、注意はしておいた方が良いでしょう。

以下、代表的なAGA治療薬の副作用についてまとめました。

	作用	主な副作用
フィナステリド	5αリダクターゼⅡ型の活動を抑えて、AGAの進行を抑制する	勃起機能不全、性欲減退、倦怠感、食欲不振、肝機能障害
デュタステリド	5αリダクターゼⅠ型・Ⅱ型の活動を抑えて、AGAの進行を抑制する	勃起機能不全、性欲減退、倦怠感、食欲不振
ミノキシジル	血行を促進し、毛母細胞に栄養を届け、発毛を促す	頭痛、むくみ、動悸、痒み