髪の毛が薄くなってきたと感じた場合、その原因のひとつとして、ドライヤーの使い方が考えられます。ドライヤーは毎日使用するものだけに、頭皮にダメージを与える要素になりやすく、誤った使い方を続けていると薄毛の進行に繋がってしまうのです。
この記事では、薄毛の原因とドライヤーの関係性や、ドライヤー選びのポイントから使い方まで詳しくご紹介していきます。
薄毛にドライヤーは関係している?薄毛とドライヤーの基礎知識
薄毛には、ドライヤーの種類や使用方法が大きく関係していると言われています。
普段何気なく使用しているドライヤーですが、ドライヤーの発する熱によって髪や頭皮は少なからずダメージを受けています。髪の乾かし方によっては、頭皮へのダメージが蓄積し、薄毛の進行を早めてしまうことになります。
一方で、お風呂あがりなどにドライヤーを使わずに濡れた髪のままでいると、頭皮に雑菌が繁殖し、頭皮環境の悪化に繋がります。
雑菌などによる頭皮環境の悪化も、抜け毛や薄毛になるリスクを高める要素のひとつです。そういったリスクを回避するためにも、ドライヤーの正しい使い方を理解するとともに、毎日の入浴後はしっかりと髪を乾かすことが大切です。
誤ったドライヤーの使い方を続けると薄毛の進行に繋がることも……
一般的なドライヤーの使い方というと、濡れた髪を乾かすために温風でかけるものですが、
誤った使い方を続けると薄毛の進行に繋がる場合があります。
まず、髪を必要以上に乾かしすぎると、髪や頭皮が乾燥してしまいダメージを受けてしまいます。また、温風に設定したドライヤーの送風元は100度近い温度が出ることがあるため、ドライヤーを必要以上に近づけて乾かすと熱による炎症にもつながります。
ドライヤーの熱で髪や頭皮にダメージを与えないためにも、ドライヤーを使う時間は短くする、必要以上にドライヤーを近づけないといったことを意識するようにしましょう。
また、温風ではなく冷風で乾かすようにすると頭皮へのダメージを避けることができます。
薄毛を防ぐためにも気を付けたいドライヤー選びのポイント
ドライヤーは日常的に使用するものなので、自身の髪や頭皮にあった仕様・機能のものを選ぶことが大切です。しかし、価格が安いものから、多機能で高価なものまで、さまざまなドライヤーが販売されているため、どれを選ぶべきか悩みがちです。
ここからは、ドライヤーを選ぶ際に注目すべき機能を詳しくご紹介していきます。
ご紹介するポイントを参考にしてドライヤーを変えてみることで、薄毛のお悩みを改善できるかもしれません。
ポイント①温度設定の有無
まずドライヤーを選ぶ際に注目したい機能が「温度設定の有無」です。
温風と冷風の切り替えができるドライヤーは一般的ですが、熱量が細かく設定できる機能があるドライヤーを選ぶことで、髪へのダメージを抑えやすくなります。
また温度設定のあるドライヤーであれば、髪の濡れ具合に応じて、温度を選択して乾かすことができます。髪へのダメージを考えて、短時間で効率的に髪を乾かしたい方は温度設定の有無に注目しましょう。
ポイント②機能性のチェック
ドライヤーの機能は日々進化しており、ドライヤーは「髪を乾かすためのもの」という認識から、最近では「髪や頭皮をケアするもの」という美容的観点の意識が強くなってきています。
そして、目的や要望によって、さまざまな機能が付与された商品が数多く販売されています。
代表的な機能としては、以下のようなものがあります。
機能名 | 機能の内容 |
---|---|
マイナスイオン機能 | 髪にうるおいを与えるとの説も提唱されている、マイナスイオンを発生させる機能 |
ヘアケア(スカルプ)モード | 頭皮へのダメージを抑えるために低温で乾かすモード |
遠赤外線機能 | 遠赤外線によって頭皮を温め、血行を促進する機能 |
自動温度調節機能 | ドライヤーと髪の距離を測定し、自動で温度調節を行う機能 |
ご自身が持つ悩みに対して、効果が期待できる機能を持つドライヤーを選ぶことが頭皮ケアの第一歩です。
ポイント③風量の強さ
「風量の強さ」を調整できるドライヤーを使うと短時間で髪を乾かせるようになるため、乾燥や熱による髪や頭皮へのダメージを減らすことができます。
多くのドライヤーの風量は一般的に「1.3㎥分」程度と言われており、風量の多いドライヤーを購入する際には、1.3㎥分以上の風量があるか注目してみましょう。
中には、2.0~2.5㎥/分以上の風量がでるドライヤーもあります。とにかく早く髪を乾かしたいという人におすすめです。
薄毛を防ぐために心がけたいドライヤーの使い方
せっかく高性能なドライヤーを購入しても、使い方によっては髪や頭皮がダメージを受けてしまう可能性があります。
薄毛予防を考える際、ドライヤーの使い方は重要な要素となります。ここからは、頭皮ケアのために重要なポイントを詳しくご紹介していきます。
ドライヤーを使う前に水分をふき取る
髪が濡れた状態だと、乾くまでに長時間ドライヤーをかけなければならないため、効率が悪いだけでなく、熱によるダメージも受けやすくなります。
濡れた髪を乾かす際には、いきなりドライヤーを使うのではなく、まずタオルである程度水分をしっかりとふき取ってからかけるようにしましょう。
ドライヤーの温風と冷風を使い分ける
ずっと温風で髪を乾かし続けると、熱によって髪にダメージを与えてしまうほか、汗をかいて雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。温風だけでなく、適宜冷風を使うことで、髪や頭皮にダメージを与えないようにすることが頭皮をケアする秘訣です。
雑菌の繁殖やダメージを防ぎたい場合は、温風だけでなく冷風を使い分けて乾かすと効果的です。切り替えのタイミングとしては、全体の8割ほどが乾いた段階が目安となります。このタイミングで冷風へ切り替えると、髪や頭皮にこもっていた熱を取り除くことができます。
髪の根元もしっかりと乾かす
髪をドライヤーで乾かす際は、根元までしっかりと風が当たるように乾かすことが大切です。
毛先だけ乾かして髪の根元が濡れたままだと、雑菌の繁殖に繋がる恐れがあり、頭皮環境の悪化の原因となります。
手を使ってしっかりと髪をかき分けながら、根元にもドライヤーの風が届くように乾かすことで半乾きの状態を防げます。
薄毛対策としてドライヤー後に行える頭皮ケア
ここまでドライヤーの使い方や選び方についてご紹介してきましたが、ドライヤーの使用と合わせての頭皮ケアも薄毛対策には重要です。
ここからは、ドライヤー後に行いたい頭皮ケア方法2点をご紹介します。
ヘアトリートメントやヘアオイルで髪や頭皮を保湿する
ドライヤーの熱によって髪や頭皮がダメージを受けている場合には、まず、ヘアトリートメントやヘアオイルで保湿してケアする方法があります。ヘアトリートメントは、さまざまな目的によって適した成分が含まれているものが異なります。
ドライヤーの熱によるダメージ補修や、熱からの保護を目的とする場合には、それらを補修できる成分が含まれたものを選び、使用するようにしましょう。
しっかりとケアすることで、ドライヤーの熱によって髪や頭皮が受けたダメージをやわらげることができます。
育毛剤で頭皮環境を整える
ヘアトリートメントのほかにも、「ポリピュアEX」をはじめとした育毛剤による頭皮ケアもおすすめです。育毛剤は主に頭皮環境を整える効果が期待でき、ダメージを負った頭皮環境の正常化を促進します。
ほかにも、育毛環境の改善効果などが期待できるため、薄毛に悩んでいる方にピッタリの選択肢といえるでしょう。
ポリピュアEXは、5つの有効成分(ニンジンエキス、センブリエキス、パントテニルエチルエーテル、グリチルリチン酸ジカリウム、塩酸ジフェンヒドラミン)のほか、独自の保湿成分「バイオポリリン酸」や保湿効果が期待できる酵母エキスなどが配合されています。
そのため、ポリピュアEXは薄毛対策だけでなく、ドライヤーによる頭皮の乾燥対策としても使用できます。
薄毛の進行を防ぐためにも正しいドライヤーの使い方を心がけよう!
薄毛とドライヤーの関係性について、詳しくご紹介してきました。
ドライヤーは誤った使い方を続けると、薄毛の進行に繋がることがあります。
これまでただ髪を乾かすためにドライヤーを使っていたという方や、薄毛でお悩みの方は、頭皮トラブルの回避や薄毛を進行させないためにも、正しいドライヤー使い方を心がけるようにしましょう。
また、ドライヤーで髪を乾かすだけでなく、育毛剤などを使った頭皮ケアをしっかりと行うことで頭皮環境の改善や予防になります。薄毛かな?と感じはじめたら、ドライヤーの使い方をはじめとして、日常的に頭皮環境の改善を意識していきましょう。