AGA治療薬として知られるミノキシジル。ミノキシジルにどのような効果があるのか知りたい方は多いと思います。
そこで本記事では、ミノキシジルの効果や入手方法について触れたうえで、起こり得る副作用について解説します。ミノキシジルを使おうか迷っている、副作用が気になるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
ミノキシジルは「毛包」に直接作用してヘアサイクルを改善する
ミノキシジルは、代表的なAGA治療薬のひとつです。AGA治療薬として使用されている理由は、髪の毛を成長させる毛乳頭細胞にアプローチして、ヘアサイクルを延長させる効果があるためです。
ミノキシジルは、具体的には以下2点の働きを持っています。
- 毛乳頭細胞の増殖、毛乳頭細胞をもとにした「毛母細胞を刺激する物質」の産生をする働き
- 髪の毛を作り出す器官「毛包」に直接作用し、細胞増殖やタンパク質合成を促進する働き
上で見たように、ミノキシジルはAGAや壮年性脱毛症における「発毛」と「脱毛(抜け毛)の進行予防」の効果が認められています。
厚生労働省はミノキシジルを含む医薬品を「脱毛している頭皮に塗布する一般用医薬品」として承認していることもあり、AGA改善の一般的な選択肢となっています。
ミノキシジルはどのくらいで効果が出る?
ミノキシジルは、ヘアサイクルを延長・改善させて薄毛を予防する成分であるため、効果を感じられるまでにはある程度の時間が必要です。
個人差はありますが、少なくとも4ヶ月以上の使用が推奨されているため、すぐに使用を中止してはあまり意味がありません。そのうえで、効果を実感するまでには1年以上の期間がかかる場合も少なくないので、根気強く治療に向き合う必要があります。
もし約1年ミノキシジルを使用しても効果を感じられない場合は、食生活や生活習慣の乱れなどによる悪影響を受けている可能性もあるので、そこから改善していかなければなりません。
AGAによる薄毛を治療するには、発毛や髪の成長に良い生活を心がけながら、ミノキシジルを根気強く使用する必要があることを知っておきましょう。
ミノキシジルはいつまで使うべき?
ミノキシジルによる発毛効果は、薬の使用を止めると失われます。たとえ髪が生えたとしても、ミノキシジルの治療を中断すれば、ほとんどの方は毛量を保てなくなります。例外として、脱毛抑制効果が期待できるフィナステリドとの併用で毛量を維持できるケースもあります。
しかし、毛量が増えたとしても個人の判断でミノキシジルの使用を中止することはおすすめしません。止めるタイミングは、必ずかかりつけの専門医へ相談するようにしましょう。
ミノキシジルが含まれる薬を入手するには?
ここでは、ミノキシジルが含まれる薬を入手する方法について解説します。
ミノキシジルが含まれる薬は、外用薬・内服薬どちらも存在します。それぞれについての注意点にも触れているので、確認しておきましょう。
外用薬の場合
ミノキシジルが含まれる外用薬は、一般用医薬品としてドラッグストア、または通販やネットショッピングなどで販売されているので、手に入りやすいです。ドラッグストアの場合は、薬剤師が勤務している時間帯しか購入できないため、ライフスタイルによっては都合がつきにくい可能性もあるかもしれません。
日中、ドラッグストアに行くのが難しい方は、通販やネットショッピングを利用すると良いでしょう。時間や場所を選ばずに購入できるので、利便性が高いです。
ただし、ミノキシジルが含まれる外用薬はセルフメディケーション税制対象品目ではないため、控除されない点には注意が必要です。
内服薬の場合
ミノキシジルが含まれる内服薬は、外用薬とちがって国の認可が下りていません。
一部のAGAクリニックで処方されていることがありますが、あくまでも未認可のもと医師の判断によって処方されています。
日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017
年版」には、“ミノキシジルの内服療法は、利益と危険性が十分に検証されていないため、男性型脱毛症・女性型脱毛症ともに行わないよう強く勧められる”と記述されています。このことから、ミノキシジルの内服薬を利用した治療は極力避けたほうがいいでしょう。
参照:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
ミノキシジルに副作用はある?
ミノキシジルを使用することで、以下のような副作用が現れることがあります。これらの症状が現れたら使用(服用)を中止して、医師に相談するようにしましょう。
■外用薬を塗布した際の副作用
副作用の症状 | 詳細 |
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かゆみ | 塗布した部分だけではなく全身に出ることがある |
炎症 | かえって薄毛を悪化させる可能性があるので注意 |
■内服薬を摂取した際の副作用
副作用の症状 | 詳細 |
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初期脱毛 | ミノキシジルの摂取によって毛母細胞が活性化したことで休止期の髪が自然に抜けたもののため、心配はいらない |
肝臓機能障害 | どの薬でも起こり得るが、頻度は稀。過去に薬で肝臓機能障害を起こしたことがある方は、医師に伝える |
動機・息切れ | ミノキシジルの摂取によって血流が促進されることで起こる |
赤ら顔 | ミノキシジルの摂取によって血流が促進され、顔の毛細血管が透けることで起こる |
多毛症 | 髪以外の全身の体毛が伸びたり濃くなったりすることがある |
むくみ | 顔や足などがむくむことがある |
立ちくらみ | ミノキシジルの摂取によって血圧が下がり、立ちくらみが起こることがある |
ミノキシジルだけじゃない!おすすめの抜け毛対策
AGAによる薄毛や抜け毛の対策として、ミノキシジルがすぐに思い浮かぶ方もいると思いますが、対策はそれだけではありません。
例えば育毛剤。育毛剤は、発毛剤と比較して効果が緩やかなぶん副作用が少ないので、副作用が心配な方は挑戦してみると良いかもしれません。
なかでも、医薬部外品の育毛剤である「ポリピュアEX」は、香料、着色料、鉱物油、石油系界面活性剤、パラベンの5つの添加物を使用していません。また、製造時には自社テスト、第三者評価機関を含めた以下のテストをクリア(※)しているため、低刺激性の商品を使用したい方にもおすすめです。
- スティンギングテスト
- アレルギーテスト
- 皮膚一次刺激性試験
- 累積刺激性試験
- 放射能検査
加えて、育毛に有効な4つの成分(ニンジンエキス、センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、パントテニルエチルエーテル)が含まれているため、発毛促進や脱毛予防効果が期待できます。また、独自の保湿成分「バイオポリリン酸」をはじめとする保湿成分が配合されているため保湿ケアにも役立ちます。
まずは育毛剤から使ってみたいという方は、ぜひ「ポリピュアEX」の利用を検討してみてください。
※すべての方にアレルギーなどが出ないことを保証するものではありません
ミノキシジルの発毛効果・副作用まとめ
本記事では、ミノキシジルの概要や効果が出るまでの期間、副作用などについて解説しました。ミノキシジルは代表的なAGA治療薬の1つですが、長期塗布が必要であること、副作用が現れる可能性があることを理解したうえで、使用しなければなりません。
まずは効果が緩やかで副作用が少ないものから始めたいという方は、育毛剤の「ポリピュアEX」がおすすめです。ぜひ検討してみてください。