育毛剤・発毛剤を選ぶときに、どのような成分が含まれているのか気になるところです。しかし成分表示を見ても難しい成分名しか表記されておらず、その成分にどのような効果があるのか知らずに使用している方も多いのではないでしょうか。この記事では、育毛剤・発毛剤に含まれる成分について、効果や特徴に触れながら詳しく解説していきます。
育毛剤に含まれている有効成分とは?
育毛剤には、抜け毛・薄毛の改善のために髪の毛や頭皮に働きかけるさまざまな有効成分が含まれています。
有効成分は大きく分けて、以下の3つです。
- 発毛を促進する成分
- 頭皮環境を改善する成分
- 抜け毛を予防する成分
これらの成分が髪の毛や頭皮に働きかけることによって、「抜け毛の予防」「フケ・かゆみなど頭皮トラブルの改善」「育毛・養毛」といった効果が期待できます。
具体的にどのような成分があるのか詳しく解説していきます。
発毛を促進する成分
髪の毛は「毛包」と呼ばれる場所の奥にある「毛母細胞」から作り出されています。毛母細胞は、血管から運ばれた栄養素をエネルギーにして髪の毛を成長させるので、発毛を促進させるためには「毛母細胞の活性化」「血行の促進」が必要となります。
発毛を促進させる効果がある成分には、この2つの効果があるものがほとんどです。
<発毛を促進する成分の例>
- センブリエキス
- ニンジンエキス
- パントテニルエチルエーテル
- ペンタデカン酸グリセリド
- アデノシン
頭皮環境の改善する成分
髪の毛の成長には、毛母細胞だけでなく頭皮環境も大きく関係しています。汗やほこり・ゴミなどによって、不潔な状態で雑菌が繁殖しやすい頭皮となっている場合、フケ・かゆみといった頭皮トラブルが起き、抜け毛や脱毛に繋がってしまう可能性もあります。トラブルを防ぐためにも、健康な頭皮環境を保つことが大切です。
頭皮環境の改善する成分には、以下の雑菌の繁殖や炎症を抑える効果を持つものがあります。
<頭皮環境を改善する成分の例>
- クジンエキス
- セファランチン
- ジフェンヒドラミン塩酸塩
- グリチルリチン酸ジカリウム
- サイトプリン
- イソプロピルメチルフェノール
抜け毛を予防する成分
抜け毛の主な原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンによるものです。DHTは毛母細胞の働きを低下させ、抜け毛を多くしてしまうので、抜け毛を予防するにはDHTを抑制することが必要となります。
抜け毛を予防する成分には、DHTを抑制する効果があるものや髪が抜けにくくなる効果がある以下のものがあります。
<抜け毛を予防する成分の例>
- t-フラバノン
- エチニルエストラジオール
- フィナステリド
育毛剤・発毛剤に含まれる成分の違いや特徴
薄毛・抜け毛を改善するという点では、同じ目的で使用される育毛剤と発毛剤ですが、含まれている成分にはそれぞれ違いがあります。育毛剤と発毛剤では、成分にどのような違いがあるか理解しておくことで、どちらを使用するか選ぶ際のポイントとなります。
育毛剤に含まれている有効成分の特徴
育毛剤は、医薬部外品に分類されるもので「症状の進行防止」や「衛生目的」として使われる薬です。そのため、育毛剤に含まれる成分の効果としては「髪の毛の発毛を促し、抜け毛を防ぐ」「頭皮環境を清潔に保つ」という点までに限られます。
また、医薬部外品は人体への副作用が医薬品の発毛剤よりも少ないという特徴があり、医師の処方箋がなくても購入することができます。
発毛剤に含まれている有効成分の特徴
育毛剤が医薬部外品という分類であったのに対し、発毛剤は医薬品にあたり、「症状の治療」を目的とした薬です。発毛作用がある成分が配合されており、使用することで薄毛・抜け毛を治療することができます。
ただし、効果が強い半面、発毛剤は人体への副作用が強く出やすいというデメリットがあり、使用する際には必ず医師の診断を受ける必要があります。発毛剤でよく見られる成分には、以下のものがあります。
- ミノキシジル(医薬成分):血流促進・発毛作用
- デュタステリド(医薬成分):男性ホルモンDHT抑制・抜け毛防止作用
- フィナステリド(医薬成分):男性ホルモンDHT抑制・抜け毛防止作用
- プロペシア(医薬成分):男性ホルモンDHT抑制・抜け毛防止作用
育毛剤の成分で注意しなければならないこととは?
ここまで育毛剤に含まれている成分の効果や特徴について解説してきましたが、育毛剤の成分には注意しなければならない点がいくつかあります。
有効成分だけで育毛剤を判断するのはNG!
抜け毛対策・薄毛の改善に効果がある成分について解説しましたが、有効成分が多く配合された育毛剤の方が効果があるわけではありません。成分が多く含まれていれば、効果が期待できますが、抜け毛・薄毛の症状によって効果があるものと無いものがありますので、症状によって選ぶようにしましょう。
成分の副作用も考慮して選ぶようにしよう
育毛剤には、抜け毛対策・薄毛の改善といったメリットだけでなく、副作用が起きる可能性があるというデメリットも存在します。
副作用が不安という場合には、まず副作用が少ない育毛剤から使用してみて頭皮の状態を見てみると良いと思います。
育毛剤を使うなら有効成分が含まれたポリピュアEX
ポリピュアEXは、専門研究員が17年以上もの研究を重ねて生み出された育毛剤で、5つの有効成分と、独自成分「バイオポリリン酸」が配合されています。
各分野の専門家による厳正な審査により商品クオリティを評価する国際的な品質評価機関「モンドセレクション」でも8年連続の金賞を受賞するなど、高品質・品質維持が評価されています。
ポリピュアEXは、育毛剤なので使用後の副作用も少なく、頭皮が荒れやすい方でも使用することができます。
ポリピュアEXに含まれる主な成分を以下の表にまとめてみました。
成分名 | 配合目的 | 成分概要 |
---|---|---|
ニンジンエキス | 育毛・養毛 発毛促進 抜け毛の予防 etc. |
ウコギ科の多年草植物オタネニンジンから抽出したエキスで、頭皮の巡りを整え発毛を促します。 |
センブリエキス | リンドウ科の植物センブリから抽出したエキスで、頭皮の巡りを整え薄毛、脱毛を予防します。 | |
パントテニルエチルエーテル | ビタミンB群の一種で、髪の成長に関わる毛根に直接働きかけ発毛を促します。 | |
グリチルリチン酸ジカリウム | 甘草の根から抽出したエキスで、フケ・かゆみを防ぎ育毛に適した健やかな頭皮環境に整えます。 | |
塩酸ジフェンヒドラミン | 炎症・かゆみ・フケの原因となる皮脂の常在菌のバランスを整える成分です。 | |
精製水 | ベース成分 | 蒸留や濾過、イオン交換などの手法で精製された無色透明・無味無臭の水です。 |
エタノール | アルコールの一種で、揮発性が強く、殺菌効果・消毒効果を目的に用いられることもある成分です。 | |
ポリリン酸ナトリウム | 保湿 | 鎖状のリン酸(生体内物質)で、製法特許を用い長い分子構造を持つ特別なポリリン酸を配合。 |
メタリン酸ナトリウム | ポリリン酸を網状にしたような構造を持つウルトラリン酸で独自(特許)成分です。 | |
酵母エキス(1) | 増殖因子EGFの活性に着目した海洋酵母から抽出した独自(特許)成分です。 | |
酵母エキス(2) | 成長因子IGFの活性に着目した海洋酵母から抽出した独自(特許)成分です。 | |
酵母エキス(4) | 亜鉛を含んだ酵母です。加齢と共に減少する毛髪内の亜鉛を補給し髪を根本から強くします。 | |
ヒノキチオール | 炎症・かゆみ・フケの原因となる皮脂の常在菌のバランスを整える植物性抗菌成分です。 | |
酢酸-d-α-トコフェロール | ビタミンE誘導体の一種で頭皮に働きかけます。 | |
l-メントール | ハッカ臭を清涼成分で、育毛剤や口中清涼剤、菓子類などにも使用されます。 | |
DNA-Na | 核酸の一種で、加齢によって減少するDNAを補います。 | |
加水分解コラーゲン末 | 角層奥深くへ浸透させる目的で低分子化したコラーゲンです。 (特許:ポリリン酸と同時添加でコラーゲン産生を促進) |
|
チョウジエキス | フトモモ科の植物であるチョウジのつぼみから抽出したエキスです。 | |
ヒオウギ抽出液 | 男性型に着目したイソフラボン(フラボン配糖体)を含む植物エキスです。 | |
ホップエキス | メラニン生成促進遺伝子MITFに着目したクワ科の植物エキスです。 | |
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 | 水とその他成分を効率的に馴染ませるヒマシ油の一種で、国内の化粧品にも広く用いられています。 | |
1,3-ブチレングリコール | 低刺激性多価アルコールの一種で、肌馴染みが良く乾燥肌対策の化粧品にも広く用いられています。 | |
水酸化ナトリウム | ベース成分 | 水とその他成分を効率的に馴染ませるナトリウム塩で、国内の化粧品にも広く用いられています。 |
リン酸二水素ナトリウム |
上記の中からポリピュアEXの代表的な成分について詳しく解説していきます。
独自成分「バイオポリリン酸」をはじめ注目の成分を多く配合
ポリピュアEXの成分で注目なのが独自成分である「バイオポリリン酸」。バイオポリリン酸は今までのポリリン酸とは異なり、海由来のナノサイズの酵母です。頭皮や毛穴を通じて毛根の角質層まで浸透しやすいのが特徴で、さらに酵母の粒子の中にはポリリン酸と一緒に必須アミノ酸やミネラル等が結合し生成されているので、髪と頭皮に良い影響が期待できます。
ほかにもポリピュアEXには有効成分として、
- ニンジン抽出液:血行促進作用
- グリチルリチン酸ジカリウム:抗炎症作用
- パントテニルエチルエーテル:発毛促進作用
- センブリエキス:発毛促進作用・血行促進作用
- 塩酸ジフェンヒドラミン:抗炎症作用
が配合されており、抜け毛対策・薄毛の予防に効果が期待できます。
そのほかの成分にも育毛に効果的な成分を配合
ポリピュアEXには、ここまでに紹介した成分以外にも以下のものが含まれており、肌が荒れやすい方でも使用しやすくなっています。
成分だけでなく自分にあった育毛剤を選ぼう
育毛剤に含まれている成分について詳しく解説してきました。成分の働きを知ることで今まで表記されている成分が何か分からなかったという方も、自身の悩みに効果的な成分を持つ育毛剤を選んで使用するとこができます。
育毛剤の成分には育毛促進・抜け毛の改善といったメリットだけでなく、副作用が起きるケースもあります。また、育毛剤を選ぶ際には、薄毛・抜け毛の症状のタイプによって選ぶ育毛剤に含まれている成分を理解したうえでより自分に合った育毛剤を使用するのがおすすめです。