30代は、白髪が目立ちはじめる年齢であることをご存知でしたか?20代から白髪になる方もいますが、実は30代になると白髪になる方が大幅に増加しているのです。
そこで大切なのは、30代で白髪が増える原因やメカニズムを理解したうえで、気になる方は適切な対処を行うことです。
本記事では、日常的に取り組める白髪対策のための頭皮環境改善法を紹介するので、参考にしてみてください。
30代の約3人に1人に白髪が見られる
民間の調査結果(※)によると、ここ5年での「白髪」の人の割合は全体(20代~60代の男女)の5割強であることがわかりました。
男女・年齢別に詳しく見ていくと、以下のようになります。
性別 | 年代 | 「白髪」がある(白髪を染めている場合も含む) 回答割合 |
---|---|---|
男性 | 20代 | 11.9% |
30代 | 32.1% | |
40代 | 54.3% | |
50代 | 66.1% | |
60代 | 72.5% | |
女性 | 20代 | 9.9% |
30代 | 34.7% | |
40代 | 68.6% | |
50代 | 83.4% | |
60代 | 88.4% |
上記の表を見ると、「白髪がある」と答えた30代は男女ともに30%を超えており、20代の10%前後から大幅に上昇していることがわかります。
30代の3人に1人に白髪が見られることを考えると、30代は白髪が目立ちはじめる年齢としてしっかりとした対策が求められるといえます。
(※)出典:株式会社リクルートライフスタイル ホットペッパービューティーアカデミー「白髪・グレイヘアに関する意識調査2020(※)」
30代で白髪が増える原因とは?
では、なぜ30代で白髪が増えやすいのでしょうか。それは、白髪ができるメカニズムを理解すると浮かび上がってきます。
白髪ができるメカニズムには、髪を黒く色づける「メラニン色素」が関係しています。メラニン色素は頭皮のメラノサイトで作られており、さまざまな原因でメラニン色素が作れなくなると髪に色が付かず、白髪になってしまうのです。
そして、メラニン色素が作れなくなる理由の1つに「加齢」があります。加齢は、メラノサイトの減少や機能を低下させてしまうため、年齢を重ねれば重ねるほど白髪が増えるのは自然なことなのです。
また、30代は体重増加も気になる年齢であり、食事量や食事回数を抑えている方もいるのではないでしょうか。しかし、無理なダイエットによる栄養不足は、メラノサイトの機能を正常に保てなくなり、白髪の原因になることもあります。
というのも、メラノサイトは、血液から受け取ったさまざまな栄養によって機能を維持しています。メラノサイトは、そもそも栄養が行き届きにくい身体の末端に存在するので、栄養不足は大きなダメージとなります。ダイエットにおいても、偏食はリバウンドの原因となるので、体型のためにも白髪対策のためにも、バランスの良い食事を心がけましょう。
30代におすすめの白髪対処法は?
白髪が目立ちはじめる30代。ここでは、30代におすすめの白髪対処法を紹介します。
白髪に対処するかしないかで髪や頭皮の見え方が変わるので、白髪が気になる方は参考にしてみてください。
白髪染めの使用
白髪の対処法として最もポピュラーなのが、白髪染めの使用です。
白髪染めは、美容院でやるか自宅でやるかの2種類の方法がありますが、実はそれぞれメリット・デメリットがあります。白髪染めを検討している方は、以下の表を参考にして、美容院と自宅どちらで行うか検討してみてはいかがでしょうか。
染髪方法 | 費用目安 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
美容院 | 6,000円~10,000円 | ・仕上がりがきれい ・色持ちが良くなる ・ダメージを抑えられる ・髪色にこだわれる |
・自宅より費用が高い ・美容院まで足を運ぶ必要がある ・日時や時間が限定される |
自宅 | 600円~900円 | ・美容院よりも費用が安い ・リタッチならさらに費用を抑えられる ・自宅で済ませることができる |
・ムラになる可能性がある ・ダメージが強い場合がある ・手間がかかる ・その後の美容院でのヘアカラー・パーマに影響する |
白髪染めの費用は、美容院と自宅とでは約10倍の差があります。美容院によっては、市販の白髪染めを持っていくと染めてくれる場合もあるので、その点も併せて比較してみるのがおすすめです。
一般的には、技術の高さやおしゃれさをとるなら美容院、費用の安さや手間のかからなさをとるなら自宅がおすすめです。
白髪を切る
「白髪を抜くと増える」という言葉を聞いたことがありませんか?白髪の毛根はメラノサイトの働きが弱まっているため、抜いた後に生えてくる毛も白髪になりやすくなっています。
こうした点から「白髪を抜くと増える」という噂が広まりましたが、実際には周囲の毛根への影響はさほど大きくないため、白髪が増える可能性はほとんど考えられません。
とはいっても、白髪が気になるからといって抜くのはおすすめできません。白髪を抜くと、毛根にダメージを与えたりや髪の成長サイクルに影響が出たりする可能性があります。髪の毛を抜くという行為は、新しい健康的な髪が生えにくくなる原因となるので、絶対にしないようにしましょう。
「白髪染めをするほどではないけど白髪が気になる」という場合は、抜かずに根本から切るようにするのがおすすめです。
白髪と薄毛の関係性
白髪になったことで「このまま薄毛にもなってしまうのでは?」と不安になってしまう方がいるかもしれません。ですが、白髪と薄毛に因果関係はないため、「白髪になったから薄毛になる」ということはありません。
ただし、「白髪になったから薄毛にならない」というわけでもありません。というのも、白髪の原因であるストレスや紫外線、血行不良は、薄毛にもつながる要素でもあります。白髪の原因と薄毛の原因はよく似ているため、白髪になった状態は薄毛のリスクが高い状態といえるのです。
また、白髪になってしまったというストレスもまた、薄毛を引き起こす原因となる可能性があります。
薄毛になりたくないのであれば、白髪の増加をきっかけに、薄毛対策にも取り組んでみてはいかがでしょうか。
日常的に取り組める頭皮環境改善法
上記でもご説明したように、白髪の原因と薄毛の原因はよく似ています。日常的に取り組める対策といえば、髪が生える土台となる頭皮の環境を整える・改善するということです。
ここでは、日常的に取り組める頭皮環境改善法を紹介します。白髪が気になりはじめた方は、並行して薄毛対策をするためにもぜひ参考にしてください。
紫外線対策
頭皮が紫外線を浴びると活性酸素が多量に生成され、メラノサイトにダメージを与えるといわれています。つまり、髪を黒く色づけるメラニン色素が十分に生成されなくなり、白髪が増えるリスクが高まるのです。
日常的に帽子や日傘、日焼け止めスプレーなどで日々紫外線対策を行って、ダメージの蓄積を抑えるように心がけましょう。
頭皮の血行促進
頭皮の血行を促進すると、メラノサイトがある頭皮にまで栄養が行き届きやすくなるため、白髪の予防になります。
頭皮マッサージをすると、血行促進につながるのでおすすめです。頭皮マッサージのコツは、頭皮のすべりが良い状態で行うということです。ツボを意識しながら指先や指全体、手の平下部を使い分けるようにして、リラックスした状態で巡りを深めましょう
食生活の改善
食生活においては特に、髪を構成する主成分であるタンパク質については、不足のないよう摂取したいところです。タンパク質が豊富に含まれている大豆や卵を中心に摂ると、ダイエットと両立しやすいのでおすすめです。
さらに、白髪予防で大切なのは、4種のミネラルと3種のビタミンです。それぞれの働きについては、以下の表を参考にしてみてください。
栄養素 | 種類 | 働き |
---|---|---|
ミネラル | 亜鉛 | 髪の主成分ケラチンを合成する |
銅 | メラニン色素の原料チロシンを合成する | |
カルシウム | メラノサイトを活発にする | |
ヨード(ヨウ素) | 髪の成長に起因するホルモンを分泌する甲状腺の働きを助ける | |
ビタミン | ビタミンC | メラノサイトにダメージを与える活性酸素の酸化を抑える(抗酸化) |
ビタミンB6 | タンパク質の生成を助ける | |
ビタミンB12 | メラノサイトを活発にする |
これらの栄養素を積極的かつバランス良く摂取することを心がけて、食生活の改善を目指しましょう。
ヘアケア商品の利用
頭皮環境の改善を目指す際には、スカルプシャンプーや育毛剤といったヘアケア商品を利用するのもおすすめです。
スカルプシャンプーは、保湿成分をはじめとした含有成分での頭皮環境改善が期待できます。
たとえば「ポリピュア スカルプシャンプー」には有効成分4つ(ピロクトンオラミン、グリチルリチン酸2K、サリチル酸、トコフェロール酢酸エステル)が含まれており、フケ・かゆみの抑制や抗炎症、血行促進効果によって頭皮環境を改善します。
さらに、頭皮環境の悪化の原因となる乾燥にも着目し、保湿効果を持つ24種類の植物エキスを配合。頭皮にうるおいを与えて、髪や頭皮をすこやかに保つ効果も期待できます。刺激性を考慮し、頭皮への負担を抑えられているので、敏感肌の方にもおすすめの商品です。
一歩踏み込んで頭皮環境を改善したいという方は、育毛剤の利用も検討してみてはいかがでしょうか。育毛剤は、最低6ヶ月以上の使用で効果が実感できるといわれているので、値段や使いやすさ、成分面から長く使い続けられるものを選びましょう。
「ポリピュアEX」なら、最大30%OFFになるお得なセット(※1)や、毎回送料無料で定期的にお届けする「定期お届けコース」があるので、2回目以降は面倒な注文手続きをする必要がありません。買い忘れることがないほか自然と使い続けることが習慣化されるので、はじめて育毛剤を使う方におすすめのサービスです。
脱毛の予防、育毛、発毛促進に効果がある5つの有効成分(ニンジンエキス、センブリエキス、パントテニルエチルエーテル、グリチルリチン酸ジカリウム、塩酸ジフェンヒドラミン)を配合しているほか、頭皮への刺激を抑えるために保湿成分も配合されています。「ポリピュア
スカルプシャンプー」のあとに使用するとさらに浸透効果を高められる(※2)ため、セット使いもおすすめです。
※1 サプリメントの「ポリリンパワー」をセットにしたコースの場合
※2 従来品比。角質層まで
30代で白髪が気になったら、頭皮環境の改善に取り組もう
30代のうち約3人の1人に見られる白髪。20代よりも格段に増えるので、気になりはじめた方は、白髪の原因やメカニズムを理解したうえで、適切に白髪に対処していきましょう。
白髪染めや白髪を切るなど、白髪そのものへのアプローチをしていくことはもちろんですが、やはり大切なのは、髪を黒く色づけるメラノサイトにダメージを与えないこと、メラノサイトがある頭皮に栄養を行き届かせること、そして、髪を育てる土台となる頭皮の環境を整えることです。
白髪が気になる方は、本記事でご紹介した白髪対策につながる頭皮環境改善法をもとに、30代から取り組みをはじめていきましょう。