「帽子を被ると薄毛になりやすい」こんなイメージは、ありませんか？

ファッションの一部として楽しみたい方、仕事柄どうしても帽子やヘルメットが必要な方などにとっては無視できない噂ですよね。

この記事では、なぜ帽子を被ると薄毛になるといわれるのか、薄毛を気にせずに済む対処法、帽子を被る時の注意点を解説します。さらに薄毛が気になる方に必見のおすすめの帽子も併せてご紹介します。

帽子を被ると薄毛になるといわれている理由とは

「帽子を被ると薄毛になる」といわれるのには、主に4つの理由があるからです。

• 頭皮が蒸れて雑菌が繁殖する
• 摩擦により髪が縮む
• 分け目が固定される
• 締め付けによる血行不良

それぞれの理由について詳しく解説します。

頭皮が蒸れて雑菌が繁殖する

雑菌が繁殖すると頭皮環境は悪化し、髪の発育を妨げます。

通気性のない帽子を被り続けると中は蒸れ、湿度も高くなります。すると、頭皮からは汗や皮脂が出やすくなり、マラセチア菌というカビが増えやすくなるのです。

マラセチア菌が増殖してしまうと頭皮環境が悪化し、薄毛のリスクを高めてしまいます。

摩擦により髪が痛む

帽子を被り続けると摩擦によって髪はダメージを受け、薄毛の進行に拍車をかける原因になります。

とくに自身の頭よりも小さいサイズの帽子を被ると髪と頭皮に摩擦が生じやすくなり、髪や頭皮にダメージを与えます。すると、髪は縮んだりパサついたりして、健康的な髪が成長しにくい状態になるのです。

さらに髪の毛が傷むとボリューム感がなくなるので、薄毛という印象を与えてしまう恐れがあります。

分け目が固定される

分け目が固定されることで頭皮が目立ちやすくなり、薄毛という印象を与える恐れがあります。

帽子を被っている間は頭部が圧迫され、髪の分け目は固定されている状態です。すると帽子を脱いだ時、分け目がくっきりと目立ち、通常よりも頭皮が見えやすくなります。

頭皮の見える範囲が広ければ広いほど、薄毛という印象は強くなるので、適度に分け目を変えたり、圧迫感の強い帽子を避けたりすると回避できるでしょう。

締め付けによる血行不良

締め付け感の強い帽子は頭皮の血行不良を招き、髪の成長に必要な栄養と酸素が行き渡らなくなる恐れがあります。

髪が成長するためには、血液によって毛乳頭や毛母細胞まで届けられる酸素と栄養が必要です。しかし頭皮が締め付けられると血流が悪くなり、酸素と栄養が不足してしまいます。その結果、髪の成長を妨げ薄毛が進行する場合があるので注意が必要です。

血行不良を起こさないためにも、締め付け感が強い帽子は避けたほうが良いでしょう。

そもそも薄毛になる原因は？

そもそもなぜ薄毛になってしまうのでしょうか。考えられる理由をそれぞれ解説します。

遺伝

薄毛の一つの原因は遺伝だといわれています。家族や親戚に薄毛の方がいるなら、遺伝する可能性もあるでしょう。

生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れは、健康だけではなく、髪や頭皮にも悪い影響を与えてしまいます。バランスの良い食事をしっかりとり、睡眠時間にも気をつけましょう。運動不足にも注意が必要です。

また、過剰なストレスは自律神経が乱れる原因にもなります。自律神経が乱れることで血管収縮が起こり血行不良になると、十分な栄養が行き届かなくなり、毛髪の成長が阻害されてしまうこともあります。

自身にあった方法で上手く発散し、ストレスをため込まないようにしましょう。

頭皮環境の悪化

頭皮環境の悪化も薄毛の原因として考えられています。シャンプーで洗浄して髪や頭皮を清潔に保つことはもちろん大切ですが、洗浄のしすぎには注意が必要です。

頭皮に必要な油分がなくなることで油分の過剰分泌が促されてしまい、フケやかゆみなど、頭皮環境が悪化してしまう恐れがあります。

洗浄力の強すぎるシャンプーは使用しないよう注意し、髪を洗う頻度も1日1回にしましょう。

帽子を被ると必ず薄毛になる？その因果関係に迫る

帽子は薄毛になるどころか、正しく被ることで薄毛予防の効果が期待できます。

そもそも帽子はファッションを楽しむだけでなく、紫外線や直射日光から頭皮や髪を守る大事な役目を担っています。

紫外線や直射日光は皮膚を乾燥させたり、光老化を進行させたりして頭皮に大きなダメージを与えます。すると、頭皮の乾燥や炎症を招き、髪の成長を妨げる原因につながるのです。

これらは帽子を被ることで予防できます。とくに日差しや紫外線の強い日は帽子を被って外出したほうが良いです。しかし、帽子の蒸れは頭皮や髪にとってデメリットになるので、なるべく通気性の良いキャップを選ぶようにしましょう。

帽子を被る時に気をつけたい注意点とは？

薄毛は気になるけど帽子を被ることは止められない、という方もいるでしょう。

そこで、薄毛を気にしている方が帽子を被る時に気を付けるべき注意点を5つ紹介します。

• 頭皮と髪を乾燥させる
• 帽子を選択して清潔に保つ
• 通気性の良い帽子を選ぶ
• 汗をこまめに拭く
• 汗をかきやすい夏は毎日シャンプーをする

ポイントを抑えつつ、帽子と上手く付き合っていきましょう。

頭皮と髪を乾燥させる

頭皮と髪を乾燥させることで、雑菌の繁殖を抑えられます。

帽子内が蒸れると、汗や皮脂の分泌が盛んになり雑菌の繁殖、さらに毛穴詰まりといった頭皮トラブルに発展する場合があります。

これらの頭皮トラブルを抑えるためには、蒸れを改善しなければいけません。
頭皮と髪を乾燥させることは、蒸れ改善につながり、雑菌の抑制になるのです。

帽子を洗濯して清潔に保つ

帽子は頭皮や髪と常に密着状態にあるので、汗や皮脂を吸収し、汚れている可能性が高いです。

汚れた帽子を放置すれば雑菌が繁殖し、頭皮や髪に悪影響を与えるリスクあります。定期的に洗濯して清潔に保ちましょう。

また、清潔に保つことで帽子自体もシミ・変色・異臭・カビの発生を抑えられます。長く愛用するためにも、帽子の汚れを取り、定期的にケアするようにしましょう。

通気性の良い帽子を選ぶ

帽子内が蒸れやすい最大の原因は、通気性の悪さです。つまり、通気性の良い帽子に変えるだけでも蒸れは抑えられ、雑菌繁殖の抑制につながります。

通気性の良い帽子はこの後、詳しく紹介しますが、定番といえば麦わら帽子やランニングキャップです。

形も素材も異なるので、いろいろな種類を用意しておけばファッションや用途で使い分けるのに便利そうです。

汗をこまめに拭く

雑菌の繁殖を防ぐために、頭皮と髪についた汗をこまめに拭くようにしましょう。

帽子を被り続けると帽子内は蒸れて汗をかきやすい状態になります。汗を放置すれば雑菌は繁殖し、頭皮環境の悪化につながります。

頭皮は髪の土台なので、環境が悪化すれば髪の成長を妨げたり、抜け毛を促進したりする恐れがあります。

雑菌繁殖を防ぐために帽子内の汗はこまめに拭きとりましょう。

汗をかきやすい夏は毎日シャンプーをする

洗いすぎは頭皮や髪に負担がかかる、といいますが、汗をかきやすい夏は、汚れをしっかり落とすためシャンプーは毎日おこないましょう。

ただし、1日2回以上または適正量以上でシャンプーすると、必要な油分まで洗い落としてしまう恐れがあります。
いま一度、シャンプーの正しいやり方を復習しておくと良いでしょう。

ファッションも楽しみたい!　薄毛が気になる方におすすめの帽子をご紹介

薄毛が気になる方におすすめの、通気性だけでなくファッション性も重視した帽子を3種類紹介します。

• ストローハット
• ランニングキャップ
• ニットキャップ

是非チェックしてみてください。

夏はストローハットで涼しげに

中空形状の麦わらで作られている帽子で、暑い夏を乗り越えるのに嬉しい機能性と特徴を兼ね揃えています。

• 風通しが良く、熱や湿気がこもりにくい
• 素材が柔らかく締め付け感がない
• 軽量で疲れにくい

また、見た目も爽やかで夏の暑い日差しから頭皮を守りたい時にピッタリです。

ランニングには通気性の良いキャップがおすすめ

帽子の蒸れ対策として、通気性の良いメッシュタイプの帽子がおすすめです。

常に空気の入れ替えが行われているので、帽子内の蒸れを緩和してくれます。また、髪の毛の摩擦を防ぐ効果もあるので、髪へのダメージを防ぎたい方も満足できるでしょう。

メッシュタイプは通気性が良いので、ランニングをする習慣がある方も1個は持っておきたい帽子です。

お洒落を楽しみたい方にはニットキャップがおすすめ

隠せる範囲が広いニットキャップは、お洒落を楽しみたい方にも適しています。

ニットキャップには様々なデザインがあるので、コーディネートのポイントにもなります。

蒸れやすい印象がある方もいらっしゃるかもしれませんが、冬にはもちろん、夏は麻やコットン素材など通気性の良いものを選べば快適に過ごせます。

頭皮を健康に保つ育毛ケアが大切

帽子は抜け毛・薄毛を促進するものではなく、紫外線や日差しから頭皮を守ってくれるものです。そのため、薄毛が気になる方こそ帽子を上手く活用してみてください。

帽子の使い方を誤れば、薄毛を促進する原因になってしまうこともあるので、以下の注意点を復習しておきましょう。

• 頭皮と髪を乾燥する
• 定期的に帽子を選択する
• 通気性の良い・締め付け感がない帽子を選ぶ
• 頭皮の汗はこまめに拭く
• 夏は毎日シャンプーをする

また、帽子で頭皮や髪を守るだけでなく、シャンプー選びにこだわってみることもおすすめです。

ノンシリコンの「ポリピュア スカルプシャンプー」は、なかなか落ちにくい頭皮や毛穴に詰まった余分な皮脂、スタイリング剤を洗浄し、頭皮環境を整えます。気になる方はぜひ試してみてください。