頭皮のべたつきを気にしたことはありませんか?「シャンプーで洗い落とせるだろう…」
「ある程度の皮脂なら大丈夫じゃない?」このように考えていると、のちに薄毛で悩むことになるかもしれません。
この記事では頭皮がべたつく原因や対処法、正しい頭皮ケアを紹介します。少しでも頭皮に違和感を持っている方は、早めの対応を心がけましょう。
ぜひ自身の頭皮のセルフチェックしながら読んでみてください。
頭皮の脂を抑えるには?皮脂の状態をセルフチェック!
自身の頭皮の状態を確認したことはありますか。以下の症状は、抜け毛が増える前兆の可能性が高いです。
- 髪のべたつき
- 臭いが出る
- 頭皮のかゆみ
- フケ
もし1つでも当てはまる症状が見られる場合は、すでに頭皮トラブルが起きているのかもしれません。放置すれば頭皮環境は悪化し、健康な髪の毛が育たなくなる場合があります。
まずは、自身の頭皮を見ながら状態を確認してみてください。
頭皮のべたつきはなぜ起きる?原因を知ろう
頭皮がべたつく原因は主に以下の6つが考えられます。
- 皮脂汚れが十分に洗い流せていない
- 食生活の乱れ
- 運動不足
- 過度なストレス
- シャンプーがあっていない
- 皮脂疾患の可能性
それぞれの原因について詳しく解説します。
皮脂汚れが十分に洗い流せていない
洗髪頻度が低い、またはしっかり洗い流せていないと、頭皮に皮脂が溜まります。そのまま放置すれば皮脂は変質し、微弱炎症を起こしてしまうこともあるので注意が必要です。
さらに放置し続ければ、酸っぱさと脂っぽさが混ざった独特な嫌なニオイを発生させ、不衛生な印象を与えかねません。
べたつきだけでなく、臭いの原因にもなるので、シャワーブラシなどを使いながらしっかり洗い流すようにしましょう。
食生活の乱れ
揚げ物や肉類ばかり食べている方は、体内に脂肪が溜まりやすくなるだけでなく、頭皮の皮脂の過剰分泌を招きます。
野菜や果物、海藻類などバランスよく摂取しましょう。
運動不足
運動不足は血行不良を招き、新陳代謝が低下することで肌の老化サイクルを早めます。
髪の成長や健康状態を維持するために必要な酸素と栄養が運ばれにくくなり、頭皮は栄養不足に陥り免疫力も低下。その結果、頭皮のべたつきだけでなく、抜け毛は増え、髪は成長しにくくなり、薄毛が進行するのです。
特に在宅勤務の方や普段あまり外出する機会がないという方は、意識的に動くよう習慣づけましょう。
過度なストレス
過度なストレスは自律神経を乱し、ホルモンバランスを崩します。
ホルモンバランスが崩れると皮脂の分泌量が多くなり、頭皮がべたつきやすくなる可能性があります。
ストレスを溜め込まないように、趣味などで発散させましょう。
シャンプーがあっていない
皮脂は紫外線や乾燥、外的刺激などから頭皮を守る役割があります。そのため、すべての皮脂をなくすのではなく、過剰に分泌した分だけを取り除く努力が必要です。
しかし、洗浄力が強いシャンプーを適正量以上の量を使用したりすると、必要な分の皮脂まで洗い流してしまいます。すると、皮脂を補充しようと過剰分泌が起き、その結果、頭皮がべたつく原因になる可能性があります。
適正量を守るか、アミノ酸系シャンプーやノンシリコンシャンプーを検討してみても良いかもしれません。
皮膚疾患の可能性も
フケが多い、かゆみが強いなど脂っぽい以外の症状がある場合は、皮膚疾患の可能性があります。
治療が必要になるので、自己解決せずに早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
男性と女性で頭皮のべたつく原因に違いはある?
男性は女性よりも頭皮の脂が多く、べたつきやすい傾向が見られます。これは男性ホルモンが持つ作用が大きく関係しているからです。
男性は女性よりも男性ホルモンの分泌が盛んに行われます。男性ホルモンが多いと皮脂腺が発達しやすくなり、自然と皮脂の分泌量も多くなります。
また、男性ホルモンが多いと、体毛が濃くなったり、筋肉のある体を作ったり、さまざまな効果をもたらします。
皮脂の分泌量に男女差があるのは、男性ホルモンの影響が大きいのです。
頭皮のべたつきを放っておくとどうなる?
頭皮のべたつきは放っておいてもメリットはありません。
具体的にどのような状態に陥るのかを把握しておけば、早めの対応を心がけるようになるでしょう。
毛穴がつまり薄毛・抜け毛の原因になることも
毛穴に皮脂や汚れがつまると角栓になります。
角栓ができることで毛穴をふさいでしまい、頭皮環境が悪化してしまうことも。その結果、新しい毛髪の発育に影響を及ぼしてしまう可能性があります。
男性の場合油分が多いので特に注意が必要
男性ホルモンの影響もあり、男性は女性よりも皮脂量が多くなりがちです。そのため、女性よりも特に注意深く対応しなければいけません。
例えばシャンプーを兼用する場合、女性に合わせて選ぶと男性には洗浄力が低い可能性があります。商品説明をしっかり読み、選ぶようにしましょう。
その方法は間違いかも!正しいシャンプー方法を確認
頭皮のべたつきはシャンプー方法でも抑えられます。正しいシャンプー方法をマスターし、実践してみてください。
- 入浴前にブラッシングをする
- ぬるま湯で頭皮と髪全体を濡らす
- 優しくマッサージするように洗う(耳からこめかみまで・頭頂部もしっかり)
- シャンプーの洗い残しがないよう、しっかりすすぐ
- ドライヤーで頭皮と髪全体を乾かす
ポイントとしては、お湯の温度に注意しましょう。温度が高いと必要な皮脂まで洗い落としてしまい、乾燥しやすくなります。
逆に冷たいと毛穴が開かず、汚れをしっかり落とせなくなります。シャワーの温度は38度前後が理想です。
脂を除去して健康な頭皮におすすめしたいシャンプーの特徴は?
健康的な髪を育てるには、頭皮環境を整えることが重要です。
頭皮の皮脂は溜まるとべたつきの原因になりますが、逆に洗い落とし過ぎてしまうと乾燥状態を招きます。毎日使うシャンプーだからこそ、気を使って選んでみましょう。
シャンプー選びに悩んでいるという方には「ポリピュア スカルプシャンプー」もおすすめです。ノンシリコンタイプで落ちにくい皮脂汚れを落としてくれるので、頭皮を清潔に保てます。
頭皮の脂の原因をつきとめてしっかりケアをしよう
頭皮の脂が溜まる原因についてご紹介してきました。覚えていただきたい原因は以下の6つです。
- 皮脂汚れが十分に洗い流せていない
- 肉や脂っぽい食べ物ばかりの食生活
- 運動不足による血行不良
- 過度なストレス
- 刺激の強いシャンプーを適正量以上使っている
- 皮膚疾患になっている
もし、上記の項目に当てはまらず、原因が分からないときは皮膚科を受診するのも1つの方法です。放っておけばべたつきだけでなく嫌なニオイの元にもなります。早めの対処を心がけましょう。