海外の育毛剤にはどんなものがある？発毛剤との違いも解説

日本に売っている育毛剤には日本製の商品のほか、アメリカをはじめとする海外製の商品もあります。「日本製の育毛剤と何が違うの？」と疑問を抱く方のために、今回は海外製の育毛剤の特徴や成分、購入場所や使用上の注意点をまとめてみました。

育毛剤と発毛剤の違いとは？

海外の育毛剤について解説する前に、まずは育毛剤や発毛剤の基礎知識をご紹介します。

育毛剤と発毛剤は、似ているようで違う役割を持つ商品です。双方の特徴を知り、どちらが必要な商品であるのか見極めていきましょう。

育毛剤は、髪が育ちやすい環境を作り抜け毛を防ぐといわれています。以下が育毛剤の主な特徴です。

薄毛の原因となる皮脂汚れや乾燥などを改善し、頭皮を清潔に保つ成分が多く含まれています。簡単に説明すると、育毛剤は主に「薄毛を防止し、毛を育てる役割」を持つといわれている商品です。

発毛剤は、毛を作り出す「毛包」を活性化し発毛促進効果が期待できます。以下が発毛剤の主な特徴です。

発毛剤は、頭皮環境を整え抜け毛を抑制するとともに、毛包に働きかけ新しい毛の成長を促します。主に「新しい毛を生やしたい」「毛が抜けてしまった部分を何とかしたい」という場合に使用される商品です。

海外製の育毛剤や発毛剤には、どんな特徴があるのでしょうか？日本製の育毛剤との違いも併せてご紹介します。

多くの海外製の育毛剤・発毛剤には、発毛を促す成分「ミノキシジル」が含まれています。「ロゲイン」や「カークランド」がその代表です。

海外製の育毛剤・発毛剤は、日本の発毛剤よりもミノキシジルの量が多いのも特徴です。個人差はありますが、より発毛を促す効果が期待できます。

血行促進や頭皮に栄養を送り、発毛を促す効果が期待されている成分ミノキシジル。

育毛剤や発毛剤のような「塗るタイプ（外用薬）」のほか、日本国内では未承認の「飲むタイプ（内服薬）」もあります。

アメリカやヨーロッパといった海外では、医療費の節減を目的に「ジェネリック医薬品」が普及しており、育毛剤や発毛剤の多くがジェネリック医薬品として認められています。

厚生労働省によると、日本国内でも2020年9月までにジェネリック医薬品の普及を80％以上に引き上げる取り組みが進められています。

海外製の育毛剤・発毛剤を、外用薬と内服薬に分けてご紹介します。購入場所や使用上の注意点も解説するため、海外製商品の購入を検討している方はぜひチェックしてください。

海外製の育毛剤・発毛剤の「塗るタイプ（外用薬）」の代表商品は以下のとおりです。

育毛剤・発毛剤	販売国	特徴	価格
ロゲイン	アメリカ	・ミノキシジル配合・アメリカ食品医薬品局（FDA）認可商品・日本の皮膚科でも処方している	1本4,500～7,500円
カークランド	アメリカ	・ミノキシジル配合・ロゲインのジェネリック医薬品・通販サイトで販売している	1本2,500～3,000円

上記の商品にはミノキシジルが含まれているため、毛乳頭細胞や毛母細胞の活性化を促し、発毛を促進してくれます。

カークランドは男性用として作られているのに対して、ロゲインは女性用商品もあるため、男女問わず使用できることもポイントです。

海外製の育毛剤・発毛剤の代表的な内服薬を3つご紹介します。